今季から巨人でプレーする梶谷隆幸 【写真はDeNA時代】(C) Kyodo News

◆ 終盤2イニングで10得点の逆転勝ち

 DeNAは沈黙していた打線がラッキーセブンに大爆発。首位を独走する巨人を相手に見事な連勝を飾った。

 打線は9月20日の前回対戦で抑えられていた畠世周の前に、この日も6回までわずか2安打と元気が無かったが、5点を追う7回に先頭のホセ・ロペスから3連打で1点を返すと、代わった高梨雄平も攻め立て3点差に。

 なおも無死満塁の好機で1番・梶谷隆幸が内角に食い込んでくる142キロのシュート系のボールを強振。打球はあっという間に右中間スタンドへ吸い込まれ、試合をひっくり返すグランドスラムとなった。

 続く8回にも二死走者なしから“新型マシンガン打線”が火を吹き加点。柴田竜拓、楠本泰史、戸柱恭孝の3連打で2点を追加すると、梶谷が2打席連発のダメ押し2ランを放ち試合を決めた。

 この日のヒーローはもちろん梶谷。「久々にいい感覚が残ったので、いってくれると思った」と会心の満塁弾を振り返り、初対戦だった高梨については「対戦したことのある人に聞いて、自分でもどう攻められるかを考えた。イメージした感じで打てました」と納得の一打だった。

 逆転満塁ホームランの場面では、球場が沸くなか一塁ベースを踏み忘れて戻るハプニングもあったが、「少し焦りましたけど、凄く気持ち良かったです」と歓喜のベース1周に酔いしれた。

 試合を決めた2本目は「いい流れを作ってくれたので、いい気持ちで打席に入れた」と、チームメイトにも感謝。最後は「毎日毎日全力を尽くすだけ」と、気を引き締めた。

◆ 指揮官も満足「グレートフィーリング」

 ラミレス監督は試合後、「素晴らしい気分。ここにいる皆さんと同じぐらい幸せな気分」と喜びを口にし、16日・巨人戦後に「ベストゲーム」と評していたが、今日も「タイですね。この前と同じ」と会心の一勝に上機嫌。

 殊勲の梶谷については「満塁のチャンスだと特にクラッチヒッターの本領を発揮してくれる。いま日本一のリードオフマン」と、満面の笑みで称えた。

 首位・巨人を本拠地に迎えて会心の連勝を収めたDeNA。勝率も5割に戻し、残り17試合で少しでも上の順位を狙いたいところ。指揮官は「これからも先のことは考えずに、Day by Dayで100%準備してプレーして行きたい」と、最後まで一戦必勝を貫く姿勢を示し、スタジアムを後にした。

取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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萩原孝弘

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