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2位・ロッテ、元気のない打線 リーグ制覇へ先発投手がカギ握る

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ロッテ・石川歩

「5.5」差の2位


 2位・ロッテは、先週2勝3敗と負け越し、首位・ソフトバンクが6勝0敗だったこともあり、ゲーム差が『5.5』に広げられた。46年ぶりのリーグ1位での優勝を目指すロッテにとって、これ以上の取りこぼしが許されない状況となった。

 打線はチーム打率リーグワーストの.237で、10月の月間打率は.199。得点もリーグ5位の404だ。その一方で、投手陣はというとチーム防御率リーグ2位の3.90。

 先発陣は、石川歩、美馬学、小島和哉の3人は開幕からローテーションを守り投げ続け、二木康太も8月に再昇格を果たして以降は先発の役目を果たす。

 特に石川は今季17試合に登板しているが、全17試合で6イニング以上を投げ、二木も8月8日のオリックス戦から10試合連続で6イニング以上を投げる。美馬が24与四球、石川が22与四球、二木が9与四球と四球数の少なさも、長いイニングを投げられている要因のひとつといえそうだ。

 リリーフ陣も7回・唐川侑己、8回・澤村拓一、9回・益田直也の“勝利の方程式”が確立され、ビハインドゲームで投げる投手陣も充実。救援防御率はリーグ2位の3.41で、10月もここまで1.51だ。

 今季の戦いを見ると勝利した試合のスコアで最も多いのが、2-1(1試合がサヨナラ)、6-5(1試合がサヨナラ)の4試合で、現状勝ち続けるためには、先発陣が最少失点で抑え、その間に打線が得点を奪い、そのリードを“勝利の方程式”のリリーフ陣が守りきるというのが現実的な戦い方だ。

先発陣の出来がカギ


 打線に元気がない現状、先発陣の出来がチームの勝利を左右していきそうだ。マリーンズの先発陣の勝ち星をみると美馬がチームトップの9勝、石川、二木、小島が7勝。残り試合数を考えれば、彼らの先発も残り2試合から3試合か。

 美馬が2桁勝利に王手をかけているが、残り登板で全勝すれば石川、二木、小島にも10勝する可能性がある。先発の軸である4人に加え、実績のあるチェン・ウェインが勝利投手となることで必然的に、チームの勝利も増える。

 今日の西武戦に先発する石川はカード頭の金曜日を務めていたが、9月15日の西武戦からカード頭の火曜日を担当。ローテーション通りにいけば、今日の西武戦のあとは、27日(火)、11月3日(火)はいずれも首位を走るソフトバンク戦だ。

 西武戦は今季3試合に登板して、0勝0敗、防御率3.80で、ソフトバンク戦は3試合の登板で2勝0敗、防御率2.25の成績を残す。かなり厳しい相手との戦いとなるが、ここで白星を挙げることができれば、逆転優勝も近づく。それは、美馬、二木、小島にもいえることだ。

 ちなみにプレーオフを制しリーグ1位となった05年は、エース・清水直行の10勝をはじめ、渡辺俊介が15勝、小林宏之が12勝、セラフィニが11勝、小野晋吾と久保康友が10勝を挙げ、6人で68勝を挙げた。当時と状況が違い単純に比較することはできないが、チームが勝っているときは2桁勝利を挙げている投手が多いのも事実。リーグ制覇するためにも、先発投手に勝ちがつくということは重要になていきそうだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れ、投手陣にとって調整が難しかった中、開幕から先発陣はローテーションを守り、救援陣もチームの勝利のために腕を振り続けている。歓喜の瞬間を迎えるために、チームに1試合でも多く白星をもたらして欲しい。

▼先発4投手の今季成績
美馬:17試 QS8 9勝4敗 108回1/3 振81 四24 防4.40
石川:17試 QS12 7勝4敗 112回2/3 振65 四22 防4.15
小島:17試 QS9 7勝7敗 100回1/3 振78 四41 防3.50
二木:12試 QS8 7勝2敗 76回1/3 振62 四9 防3.07

文=岩下雄太
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