花束を贈られて笑顔を見せる西武・髙橋朋己投手

◆ 10月30日にファームで最終登板

 西武のリリーフ左腕として活躍した高橋朋己投手(31)が20日、今季限りでの現役引退を表明した。

 高橋朋は、2012年のドラフト4位で社会人の西濃運輸から西武に入団し、デビューイヤーの13年8月にプロ初登板を果たすと、同年の最終戦に救援登板してプロ初勝利をマーク。翌14年はシーズン途中からクローザーを務め、チーム最多の29セーブを記録した。

 開幕からクローザーを務めた15年はシーズン途中に不調により中継ぎに配置転換され、終盤に再び抑えを務めたが、9月末の試合中に右足の腓骨を骨折。16年にはシーズン途中に左肘内側側副靭帯の再建手術を受け、翌17年9月には一軍でも登板したが、18年の開幕直後に左肩の違和感を訴えて再び離脱とケガに苦しんだ。

 その後、18年オフに来季の契約を結ばないことが発表され、育成選手として再契約。球団は高橋朋が背負っていた「43」を空き番号にして復帰を待ち望み、髙橋朋自身も「育成選手として契約してもらえたので、何とか復帰できるように、治療、トレーニング、食事だったりと、自分の中ではすべてやり尽くしました」と四方八方手を尽くしたが、「8月にバッティングピッチャーとして投げた時にすごい痛みがあって、いい意味であきらめがついた」と、自ら引退を決断した。

 高橋朋は引退を受け、「8年間、プロ野球選手としては短い時間でしたが、すごく濃い、いい時間を過ごすことができました。球団からは、リハビリで苦しいなか、変わらずいろんな選手と接してくれてありがとう、と言ってもらえたのがうれしかったです。腐らずやってきてよかったと思えました」と感謝の言葉を述べた。

 今後は10月30日にカーミニークで行われるイースタンリーグの巨人戦に登板する予定。「ホームベースに届くかもわからない」と現状を明かすも、「9回に打者ひとりですけど、投げさせてもらえることになりましたので、そこに向けて精一杯頑張ります」と最終登板を見据えた。

 一軍では、通算160試合に登板して6勝5敗52セーブ、40ホールド、防御率2.74と抜群の安定感を誇り、小柄ながら力強いストレートを武器に西武のブルペンを支えた。登場曲には、E-girlsの『Follow Me』を使用し、サビの「フォロミー」をファンが「トモミー」と歌いながらマウンドに向かうなど、多くのファンからも愛された選手だった。

 髙橋朋と同期入団で同級生の増田達至投手や、同じく同級生の木村文紀選手からは労いの言葉も送られ、登場曲を一時的に引き継いでいた“弟分”の平良海馬投手は「今シーズン終了まで、登場曲は使わせていただきます!」と引き続き使用する意向を口にした。

▼ 増田投手コメント
一緒にライオンズに入団してから、同級生として切磋琢磨して練習に励んできたことが思い出されます。
8年間、お疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね!

▼ 平良投手コメント
(引退は)今日知りました。びっくりしました。
8年間、本当にお疲れ様でした。
今シーズン終了まで、登場曲は使わせていただきます!

▼ 木村選手コメント
僕自身は、髙橋の復帰を望んでいました。
リハビリを一生懸命頑張っていたのも知ってましたし。
復帰が叶わなくて残念です。
また同級生がひとり減ってしまうけど、髙橋の分まで、今後の野球人生で僕が頑張ります。
今までありがとう!
ゆっくり体を休めてください。
お疲れさま!

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ベースボールキング編集部

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