西武・髙橋光成 (C) Kyodo News

◆ ミラクルの予兆!?

 西武の髙橋光成投手が20日のロッテ戦に先発登板し、7回無失点と好投。守護神の増田達至が9回に追いつかれて勝利投手の権利は失ったが、チームはその裏にサヨナラ勝ちを収め、楽天と同率の3位に浮上した。

 10月に入ってから2戦2勝と好調な髙橋光は、この日も初回から相手打線を寄せ付けず、走者を出してからは変化球の制球に苦しむ場面も見られたが、降板後に「粘り強く投げることができました」と自ら振り返った通りのピッチング内容で7回を投げ切った。球数は99球ながら、3回に藤原恭大の痛烈な打球が足を直撃したこともあり、お役御免に。

 一方の打撃陣は3回、無死一三塁の絶好機を3連続内野フライで逃すと、石川歩の前に4回から6回はひとりの走者を出すこともできずに進行。それでも7回裏に外崎修汰と山野辺翔の連打でチャンスを作り、金子侑司の犠飛で先制点を奪った。

 8回表は、この日に現役引退を発表した“兄貴分”髙橋朋己の登場曲でもあるE-girlsの『Follow Me』で登場した平良海馬が3者凡退に抑える好投を披露した。9回表には髙橋朋と同期入団の増田達至が同点に追いつかれてしまったが、その裏に二死から外崎が二塁打で出塁すると、山野辺の飛球がセカンドの後方に飛び、捕球しようとした二塁手と右翼手が交錯して落球。外崎がホームに生還し、意外な形で決着がついた。

 同日の試合で3位の楽天が引き分けたため、勝利を収めた西武が同率3位に浮上。試合後、辻監督は昨年9月に行われたロッテ戦で延長11回に木村文紀の打球をレフトとセンターが交錯して落球、サヨナラ勝ちした試合を引き合いに出し、「そのくらいからミラクルが起こった記憶がある。そういう運も味方につけ1試合1試合勝てるように頑張りたい」と決意を口にした。

 髙橋光の8勝目はお預けになったが、これで10月入ってからは3試合連続の無失点で、連続無失点イニングは「22回1/3」に。打球が足に直撃するアクシデントに見舞われながらも「今日は大事な試合だったので、最少失点で、と思っていました。足に打球が当たってから、自分の中では力みがとれていいピッチングができたと思います」と言い切った頼れる若き右腕が、逆襲の獅子をけん引していく。

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ベースボールキング編集部

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