2020.10.21 18:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 0 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
家を出るときから1打席目にホームランを!
阪神のジェフリー・マルテが21日に昇格。同日の広島戦に「3番・三塁」で先発出場すると、初回の第1打席に今季第3号となる先制2ランを放った。
阪神は初回、先頭の近本光司がヒットで出塁し、すかさず二盗。さらに三盗も試みたが失敗に終わり、チャンスが潰えたかに思われたが、続く糸原健斗が四球を選ぶと、約3カ月ぶりに一軍の打席に入ったマルテが広島・遠藤淳志のスライダーを左翼席へ。
今季序盤は主軸として結果を残しながら左ふくらはぎを痛めて7月11日に出場選手登録を抹消となる憂き目に遭ったが、約3カ月ぶりとなる一軍の舞台で7月4日の広島戦以来となる一発を放ち、いきなり結果を残した。
一方の投手陣は、先発の青柳晃洋が6回途中無失点と試合をつくると、後を受けた岩貞祐太、岩崎優、藤浪晋太郎、スアレスが無失点リレーで広島打線を完封。マルテの先制2ランが決勝点となり、青柳が8月27日以来、約2カ月ぶりとなる7勝目を手にした。
試合後、お立ち台に上がったマルテは「ミンナ、タダイマ」と第一声。「この日を心待ちにしていた。このあともチームのために頑張りたい」と復帰できたことを喜ぶと、「家をでるときから、1打席目からホームランを打ってやろうと思っていた」とイメージ通りの一発だったことを明かし、最後も「アシタモ、オレガヤル、サイコー!」と歓喜の言葉で締めくくった。