2020.10.21 18:00 | ||||
阪神タイガース | 2 | 終了 | 0 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
優勝の可能性が消滅…
広島の高卒3年目右腕・遠藤淳志が21日の阪神戦に先発登板。6回を投げて2失点、自己最多タイの9奪三振と存在感を示したが、援護に恵まれず敗戦を喫した。
遠藤は初回、いきなり先頭の近本光司にヒットを打たれると、すかさず二盗を決められて得点圏に走者を背負う展開。その後、三盗を狙った近本を女房役の會澤翼が刺し、ピンチを脱したかに見えたが、続く糸原健斗に7球粘られて四球を与え、高めに抜けたスライダーをマルテに左翼席へと運ばれた。
さらに鈴木誠也の落球などでピンチは続いたが、サンズ、ボーアの両助っ人を抑えて切り抜けると、3回二死から6者連続三振を奪う好投。1回から5回まで毎回の9奪三振と立ち直り試合も立て直したが、打線が阪神投手陣を攻略することができなかった。
遠藤は7回表の好機で代打を送られて交代。チームはそのまま敗戦を喫し、立ち上がりの2点に泣く結果となった。この結果、広島が残り試合に全勝しても巨人を上回る可能性がなくなり、優勝の可能性が完全に消滅。主力投手陣の故障などもあり2年連続のV逸となったが、この日の遠藤を含め、若手の台頭も見られているだけに来季以降の巻き返しに期待したいところだ。