トミー・ジョン手術から復帰
オリックスの黒木優太投手が22日、ウエスタン・リーグの阪神戦に先発登板し、1回無安打2奪三振、無失点の好投で実戦復帰を果たした。昨年トミー・ジョン手術を受け、この日が復帰戦となり最速150キロをマークした。
先頭の島田相手に初球、149キロの直球でストライクを奪うと、逆球ながらインコースへの直球で詰まらせて二飛に仕留めた。続く熊谷にはボール先行で3-0となったが、140キロ後半の直球でフルカウントまで持ち込むと、最後はアウトコースへのスライダーで見逃し三振を奪った。
その後、3番・江越相手の初球に、この日の最速となる150キロのストレートをマーク。簡単に2ストライクと追い込んだものの粘られ、逆にフルカウントまで持ち込まれると、7球目に再び150キロを計測したが、これは低めに外れて四球となった。
さらに4番・髙山の打席で一塁走者の江越が盗塁を試みると、女房役・フェリペの捕球ミスも重なって走者は三塁へ。それでも最後はスライダーでタイミングを外して空振り三振に仕留め、復帰初戦を1回2奪三振、1四球、無失点という内容で終えた。
黒木は昨年の6月に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、同年オフに支配下選手登録を解除、新たに育成選手契約を結んでいた。