DeNAは24日、アレックス・ラミレス監督が今季限りで退任すると発表した。
この日の広島戦後、横浜スタジアム内でラミレス監督は、DeNAの三原一晃球団代表同席の下、記者会見に臨み、退任を正式に表明した。
16年に就任し、昨年まで4年間で3度のAクラス。17年には3位からCSを勝ち抜き、19年ぶりに日本シリーズ進出へ導いたが、今季はここまで借金3の4位。
前日23日、首位巨人が阪神に勝ち、今季優勝の可能性が完全に消滅していた。
三原球団代表は、「初の日本シリーズ、CSと、我々が知らない世界へと連れていってくれた。戦える集団のレベルに引き上げてくれた。これで縁が切れるというのではなく、何かしらのポジションを検討していきたい」と話し、何らかのポストで球団に残留してもらう意向を示した。
会見の冒頭でラミレス監督は、「今年、沖縄のキャンプへ行って、素晴らしいキャンプを送ることができて、優勝するために必要なものはすべて整えているという状況で、最初からいいシーズンを送ることができたと思うし、今までも選手たちはよくやってくれたと思う。特に数字を見ると、チーム打率はリーグトップ。今、12球団中で一番の数字。チームメイト同士が首位打者を争っているという状況も作れている。本塁打の数も1位のジャイアンツときょうの試合前まではタイで並んでいたし、防御率も4位だが、数字自体はいいものを残せた。すごく数字の部分ではみんなよくやってくれて、いいものを残せたが、残念ながらきのうの段階で優勝するという夢は叶えることができなくなった。みんな頑張ってくれたにもかかわらず、こういった結果を招いた責任はしっかりとらなければいけないと思い、きのう三原代表に話をして、辞任することを決めた」と述べ、今季限りで退任することを正式に表明した。
「5年間監督をやらせていただいて僕の決断するスタイルは80%はデータ、スタッツ、数字というのを重視して、20%はフィーリングであったり、勘であったりで常に決断してきた。素晴らしいチームを用意してもらって、自分の信じるやり方で決断してきて、後悔は一切ない」と語ったラミレス監督。
DeNAファンに対しては、「日本一のファンだ。優勝に値するファンだと思うが、残念ながらそうはならなかった。これからは日本一のファンの一人として彼らに加わりたいし、皆さんと一緒に応援できれば」と話した。
今季は当初、優勝候補にも挙げられながら、首位・巨人とは大きく水をあけられた。ラミレス監督はその点について、「ジャイアンツ以外のチームとはそんなに数字は悪くないが、対ジャイアンツ戦の成績が振るわなかったことがこの差に繋がっている」とした。
指揮を執った5年間を振り返る中では、今季、4番に抜擢し、目下首位打者を争う佐野恵太の名前を挙げた。
「去年まではバックアップの選手で、ことしはキャプテンとなりレギュラーになり、素晴らしい成績を挙げてくれて、このチームの将来を担ってくれる選手に成長してくれた。自分の中で印象に残っていること。もしかしたら、僕のした決断は間違った方向へいった可能性もあったにもかかわらず、彼は結果で残してくれた」と賛辞を送った。
今季は残り12試合。選手たちへのメッセージとしてラミレス監督は「DeNAの選手は素晴らしい選手、才能に溢れた選手、若い選手が多い。DeNAファンは日本一のファン。彼らに優勝を届けることがいちばん重要だ。常にハードワークして、100パーセントの力を出して、ベストを尽くしてくれれば」と話した。
「2位になるチャンスはある。デイ・バイ・デイで、その目標に向かってベストを尽くしてプレーしていきたい」。
退任を決めたが、ラミレス監督は、最後までファイティングポーズをとり続ける思いを示した。
(取材・撮影 ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
この日の広島戦後、横浜スタジアム内でラミレス監督は、DeNAの三原一晃球団代表同席の下、記者会見に臨み、退任を正式に表明した。
16年に就任し、昨年まで4年間で3度のAクラス。17年には3位からCSを勝ち抜き、19年ぶりに日本シリーズ進出へ導いたが、今季はここまで借金3の4位。
三原球団代表は、「初の日本シリーズ、CSと、我々が知らない世界へと連れていってくれた。戦える集団のレベルに引き上げてくれた。これで縁が切れるというのではなく、何かしらのポジションを検討していきたい」と話し、何らかのポストで球団に残留してもらう意向を示した。
会見の冒頭でラミレス監督は、「今年、沖縄のキャンプへ行って、素晴らしいキャンプを送ることができて、優勝するために必要なものはすべて整えているという状況で、最初からいいシーズンを送ることができたと思うし、今までも選手たちはよくやってくれたと思う。特に数字を見ると、チーム打率はリーグトップ。今、12球団中で一番の数字。チームメイト同士が首位打者を争っているという状況も作れている。本塁打の数も1位のジャイアンツときょうの試合前まではタイで並んでいたし、防御率も4位だが、数字自体はいいものを残せた。すごく数字の部分ではみんなよくやってくれて、いいものを残せたが、残念ながらきのうの段階で優勝するという夢は叶えることができなくなった。みんな頑張ってくれたにもかかわらず、こういった結果を招いた責任はしっかりとらなければいけないと思い、きのう三原代表に話をして、辞任することを決めた」と述べ、今季限りで退任することを正式に表明した。
「5年間監督をやらせていただいて僕の決断するスタイルは80%はデータ、スタッツ、数字というのを重視して、20%はフィーリングであったり、勘であったりで常に決断してきた。素晴らしいチームを用意してもらって、自分の信じるやり方で決断してきて、後悔は一切ない」と語ったラミレス監督。
DeNAファンに対しては、「日本一のファンだ。優勝に値するファンだと思うが、残念ながらそうはならなかった。これからは日本一のファンの一人として彼らに加わりたいし、皆さんと一緒に応援できれば」と話した。
今季は当初、優勝候補にも挙げられながら、首位・巨人とは大きく水をあけられた。ラミレス監督はその点について、「ジャイアンツ以外のチームとはそんなに数字は悪くないが、対ジャイアンツ戦の成績が振るわなかったことがこの差に繋がっている」とした。
指揮を執った5年間を振り返る中では、今季、4番に抜擢し、目下首位打者を争う佐野恵太の名前を挙げた。
「去年まではバックアップの選手で、ことしはキャプテンとなりレギュラーになり、素晴らしい成績を挙げてくれて、このチームの将来を担ってくれる選手に成長してくれた。自分の中で印象に残っていること。もしかしたら、僕のした決断は間違った方向へいった可能性もあったにもかかわらず、彼は結果で残してくれた」と賛辞を送った。
今季は残り12試合。選手たちへのメッセージとしてラミレス監督は「DeNAの選手は素晴らしい選手、才能に溢れた選手、若い選手が多い。DeNAファンは日本一のファン。彼らに優勝を届けることがいちばん重要だ。常にハードワークして、100パーセントの力を出して、ベストを尽くしてくれれば」と話した。
「2位になるチャンスはある。デイ・バイ・デイで、その目標に向かってベストを尽くしてプレーしていきたい」。
退任を決めたが、ラミレス監督は、最後までファイティングポーズをとり続ける思いを示した。
(取材・撮影 ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)