18年のサイ・ヤング賞左腕が意地の快投も…
ア・リーグ王者レイズとナ・リーグ王者ドジャースによるワールドシリーズ(WS/4戦先勝・最大7試合制)第6戦が27日(日本時間28日)にテキサス州アーリントンのグローブ・ライフ・フィールドに行われ、32年ぶりの同シリーズ制覇に王手をかけているドジャースが6回に試合をひっくり返した。
先制したのは2勝3敗であとがないレイズ。初回、2番・アロサレーナが、ドジャースの先発右腕・ゴンソリンから右翼席へ着弾するソロ本塁打を放った。アロサレーナはワールドシリーズ3本塁打目。今季のポストシーズン(PS)では通算10本塁打目とし、自らが持つポストシーズン最多記録を更新した。
レイズの先発左腕・スネルは、初回3者連続三振の圧巻スタート。2回以降も三振を量産し5回までゼロを並べた。しかし1点リードの6回、スネルは一死から9番・バーンズに中前打を許すと、1番・ベッツを打席に迎えたところで、キャッシュ監督は投手交代を決断。スネルは6回途中2安打9奪三振の内容でマウンドを降りた。
あとを託された2番手右腕のアンダーソンだったが、ベッツに三塁線を破られる二塁打を許すと、一死二、三塁で痛恨の暴投。同点に追いつかれ、スネルに失点1が記された。さらに一死三塁で、2番・シーガーの一ゴロを一塁・崔志万が本塁へフィルダースチョイス。三走・ベッツの好走塁もあり1-2と逆転された。