通算防御率2.94、中日一筋15年の現役生活に幕
中日は1日、吉見一起投手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。
吉見は金光大阪高、トヨタ自動車を経て、2005年の大学生・社会人ドラフトの希望枠で入団。2011年に18勝で最多勝、防御率1.65で最優秀防御率の2冠に輝くなど、3年目の2008年から5年連続で2ケタ勝利をマークした。
しかし2013年、右肘内側側副靱帯の再建手術(トミー・ジョン手術)を受け長期離脱。その後も故障に苦しむなど白星は伸び悩み、今季は4試合の登板で1勝2敗、防御率5.71の成績だった。
プロ通算成績は、11月1日の時点で90勝56敗、防御率2.94。吉見は球団を通じ、「今シーズンをもって引退することになりました。体は元気なので、まだプレイヤーとしてやりたい気持ちもありますが、ここ数日、家族とも相談していろいろ考えた末、将来、指導者ということもしてみたい気持ちもあるので、次へのステップに移行することも考え決断しました」とコメントした。