来季は一軍で活躍を!
NPBのファーム公式戦は1日、イースタンとウエスタンのリーグ戦全日程を終了。各種個人タイトルの受賞選手が確定した。
イースタンの投手部門では、巨人のドラフト2位右腕・太田龍が5勝を上げ、同僚の沼田翔平らと並んで最多勝。リーグ戦を連覇した楽天からは復活を目指す釜田佳直が12セーブを上げ、リーグ単独トップでシーズンを終えた。
イースタン打撃部門では高卒4年目のDeNA・細川成也が本塁打・打点・出塁率の3冠を達成し、同3年目で開幕一軍にも抜擢されていた巨人・湯浅大が盗塁王に。首位打者には8年目のロッテ・加藤翔平が輝いた。
ウエスタンではリーグ連覇を成し遂げたソフトバンク勢が投打併せて8冠と圧倒。育成出身3年目の左腕・大竹耕太郎が防御率・勝利・勝率の3冠を果たし、打撃部門では三森大貴が打率・出塁率、リチャードが本塁打・打点の2冠。盗塁もドラ1ルーキーの佐藤直樹がリーグ単独トップで走り抜け、若鷹が野手タイトルを総なめにした。
それでも、オリックスのドラ1ルーキー・宮城大弥が大竹と並ぶ6勝を上げるなど健闘し、セーブ部門では広島の高卒2年目右腕・田中法彦が1差でリーグ単独トップに。ソフトバンク勢の躍進が目立つなか、ウエスタンでも各球団の新戦力の台頭が光った。
この日発表された2020年シーズンのファーム個人タイトルは以下の通り。
イースタン・リーグ
▼ 最優秀防御率投手賞
1.74 北浦竜次(日本ハム/3年目)
▼ 最多勝利投手賞
5勝 宮城滝太(DeNA/育2年目)
5勝 太田 龍(巨人/1年目)
5勝 沼田翔平(巨人/2年目)
5勝 山川和大(巨人/育4年目)
5勝 マット・クック(ヤクルト)
5勝 榎田大樹(西武/10年目)
▼ 最多セーブ投手賞
12セーブ 釜田佳直(楽天/9年目)
▼ 勝率第一位投手賞
.800 阪口皓亮(DeNA/3年目)
▼ 首位打者賞
.345 加藤翔平(ロッテ/8年目)
▼ 最多本塁打者賞
13本 細川成也(DeNA/4年目)
▼ 最多打点者賞
53点 細川成也(DeNA/4年目)
▼ 最多盗塁者賞
22個 湯浅 大(巨人/3年目)
▼ 最高出塁率者賞
.448 細川成也(DeNA/4年目)
ウエスタン・リーグ
▼ 最優秀防御率投手賞
2.53 大竹耕太郎(ソフトバンク/3年目)
▼ 最多勝利投手賞
6勝 大竹耕太郎(ソフトバンク/3年目)
6勝 宮城大弥(オリックス/1年目)
▼ 最多セーブ投手賞
12セーブ 田中法彦(広島/2年目)
▼ 勝率第一位投手賞
.667 大竹耕太郎(ソフトバンク/3年目)
.667 横山雄哉(阪神/6年目)
▼ 首位打者賞
.323 三森大貴(ソフトバンク/4年目)
▼ 最多本塁打者賞
12本 リチャード(ソフトバンク/3年目)
▼ 最多打点者賞
47点 リチャード(ソフトバンク/3年目)
▼ 最多盗塁者賞
20個 佐藤直樹(ソフトバンク/1年目)
▼ 最高出塁率者賞
.397 三森大貴(ソフトバンク/4年目)