かつてのドラ1右腕も…
中日は3日、下記の選手について、2021年シーズンの契約を結ばない旨を通知したことを発表した。
<投手>
65 伊藤準規
99 鈴木翔太
202 浜田智博
206 大藏彰人
<内野手>
9 石川 駿
「18」を背負った期待の右腕
伊藤準規は岐阜城北高から2008年のドラフト2位で入団。いきなり背番号「18」を授かるなど、将来のエース候補として期待を受け、高卒ながら1年目の終盤には早くも一軍デビュー。ファームの頂点を決める日本選手権で先発の大役を任されて勝利投手になったほか、その後のクライマックスシリーズでも登板と、早期から多くの経験を積んだ。
しかし、その後はなかなか一軍に定着することができず。2017年にはリリーフとして一軍で39試合に登板したが、2018年は11試合と登板機会が減少。昨季は1試合の登板に留まり、今季は一軍登板がなかった。
その伊藤から「18」を受け継いだのが、2013年のドラフト1位右腕・鈴木翔太だった。聖隷クリストファー高から初めて誕生したプロ野球選手としても注目を集めた大器は、こちらもルーキーイヤーから一軍デビューを果たすなど順調なスタートを切ったかに見えたが、ここまでの通算一軍登板数は24試合。2018年からは血行障害にも悩まされ、ここ2年は一軍登板がなかった。
それでも、今季はファームで18試合に登板するなど、復活に向けて奮闘を見せていたが、11月に入ったこのタイミングで非情な宣告が。かつてエースナンバーを背負った2人が、同じタイミングで構想外となった。