ここまで5勝0敗33セーブ、防御率2.11
西武・増田達至投手(32)の自身初となる最多セーブのタイトル獲得が5日、確定した。
増田は不動の守護神として、ここまで47試合に登板し5勝0敗33セーブ、防御率2.11を記録。西武はこの日、試合はなかったが、現在セーブ数トップの増田を追う2位以下の投手が33セーブを上回る可能性が消滅したため、増田の初となるセーブ王が確定。西武投手の同タイトル獲得は、2010年のブライアン・シコースキー(33セーブ)以来、10年ぶりとなった。
増田は柳学園高、福井工大、NTT西日本を経て2012年のドラフト1位で入団。1年目の2013年から8年連続で40試合以上に登板しており、72試合に登板し40ホールドを記録した2015年は最優秀中継ぎ投手賞に輝いた。2016年からは主に抑えを務め、昨季は自身初の30セーブをマーク。リーグ連覇を決めた試合にもクローザーとして登板し、胴上げ投手になった。
今季は新型コロナの影響でシーズンが120試合に短縮され、チームも苦しい戦いが続く中で自身最多セーブ数を更新中。今季33セーブ目は通算136セーブで西武の球団最多記録となり、「自分ひとりで達成できた記録だと思っていないので皆さんに感謝したい」と話した。西武は残り4試合。ロッテとのCS進出を巡る戦いが続く中で、セーブ王のさらなる上積みに期待がかかる。