キャッシュ監督は低予算のレイズをWSに導く
MLBの最優秀監督賞が10日(日本時間11日)に発表され、アメリカン・リーグはレイズのケビン・キャッシュ監督、ナショナル・リーグはマーリンズのドン・マティングリー監督がそれぞれ初受賞した。
キャッシュ監督は低予算のレイズを独自戦略で率い、同地区の盟主・ヤンキースに2勝8敗で勝ち越すなどア・リーグ東地区を40勝20敗で制覇。リーグ最高勝率でポストシーズンに進み、球団創設初のワールドシリーズ(WS)制覇こそ逃したが12年ぶりとなるア・リーグ優勝に導いた。
マッティングリー監督は18選手がコロナ陽性で戦列離脱という悪条件スタートだったにもかかわらず、2年連続地区最下位だったチームを31勝29敗のナ・リーグ東地区2位で、17年ぶりとなるポストシーズンへ導いた。
キャッシュ監督は投票者30人中22人から1位票を獲得するなど計126ポイントを獲得。マッティングリー監督は20人から1位票を得るなど計124ポイントを集め、両監督とも2位以下に大差をつけての初受賞となった。