一二軍間ではバッテリーコーチを配置転換
西武は11日、3名の新たなコーチングスタッフを発表。2021年シーズンに挑むコーチの陣容も併せて発表した。
新たにコーチ陣に加わったのが、西武OBでファーム・育成グループの大石達也氏(32)と鬼﨑裕司氏(37)、スカウトグループの髙山久氏(39)。大石氏は二軍投手コーチに、鬼﨑氏は二軍の内野守備・走塁コーチ、髙山氏は二軍の打撃コーチに就任する。
新任のコーチ陣について渡辺久信GMは「全員が30代、育成部門の一番大事なところなので選手と一緒になって成長してもらいたい」とコメント。各コーチも選手たちとコミュニケーションをとっていくことの重要性を指摘。その中でも特に若い大石氏は「選手との距離も近いので、しっかり対話して心のケア、体のケアをサポートしてければ」「力はあるけど一軍で発揮できない選手もいる。その原因を追究を一緒に考えながらやっていきたい」と意気込みを口にした。
高山氏も「スカウトを4年間やって、自分がとってきた選手もいる。しっかり選手と向き合ってコミュニケーションとりながらやっていきたい」と語り、鬼﨑氏は「基本の反復練習を中心に指導していきたい。主に若い選手を見ていくので、基本があっての応用、その土台となる基本をしっかりやっていきたい。選手がしっかり考えて練習に臨んでいけるようにしっかり声をかけてやっていければ」と続けた。
また、一軍首脳陣に大幅な変更はなく、秋元宏作一軍バッテリーコーチと野田浩輔二軍バッテリーコーチの配置転換があったのみ。この編成につてい渡辺GMは「今年は終盤に追い上げてCSの可能性も見えたなかで敗れた。悔しい思いがある。この悔しさを知っている監督、首脳陣、選手で来季に向けてしっかりやっていってほしい」とコメント。バッテリーコーチの入れ替えについては「野田がファームでコーチらしくなってきた。一度、一軍の勝負のかかったところでのコーチングに期待したい」と意図を説明した。
西武・新コーチングスタッフ
<一軍>
▼ 監督
85 辻 発彦(62)
▼ 作戦兼守備・走塁コーチ
83 馬場敏史(55)
▼ 投手コーチ
74 西口文也(48)
81 豊田 清(49)
▼ バッテリーコーチ
82 野田浩輔(42)※配置転換
▼ 打撃コーチ
76 阿部真宏(42)
86 赤田将吾(40)
▼ 内野守備・走塁コーチ
87 黒田哲史(45)
▼ 外野守備・走塁コーチ
79 小関竜也(44)
<二軍>
▼ 監督
77 松井稼頭央(45)
▼ ファーム投手総合コーチ
92 清川栄治(59)
▼ 二軍野手総合兼外野守備・走塁コーチ
70 佐藤友亮(42)※配置転換
▼ 投手コーチ
90 杉山賢人(51)
95 大石達也(32)☆新任
▼ バッテリーコーチ
84 秋元宏作(52)※配置転換
▼ 打撃コーチ
88 上本達之(40)※配置転換
91 高山 久(38)☆新任
▼ 内野守備・走塁コーチ
75 鬼﨑裕司(37)☆新任
<三軍>
▼ 統括コーチ
71 田辺徳雄(54)
▼ 投手コーチ
93 青木勇人(43)
▼ 野手コーチ
80 嶋 重宣(44)※配置転換
―――――――
※初出時、一部コーチの年齢に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。大変失礼致しました。