● 広島 2 － 3 中日 ○
＜24回戦・マツダスタジアム＞

　8年ぶりのAクラス入りが確定していた3位の中日は敵地での今季最終戦に勝利。2020年シーズンを60勝55敗5分けの貯金5で終えた。

　先発の柳は初回から好投。鈴木誠、菊池涼ら主力が欠場した広島打線からテンポ良くアウトを重ねた。3点リードの9回、二死から二、三塁のピンチを招き、3番・堂林に左前2点適時打を浴び降板。2年ぶりの完封とはならなかったが、最後は藤嶋がプロ初セーブで締め、9回途中5安打2失点の柳は6勝目（7敗）を手にした。

　打線は5回、1番・根尾、2番・京田の連打で先制。9回は8番・桂が2点適時打を左前へ運び貴重な2点を加えた。今季2度目のスタメンマスクだった桂は守備でも2度の盗塁阻止をマーク。攻守両面で柳の白星をアシストした。

　中日は敵地での接戦を制し白星締め。与田監督就任後の2シーズン合計でも128勝128敗7分けで借金を完済した。