西武と仮契約を結んだドラフト4位・駒大の若林楽人選手

◆ プレー以外でも夢を与えられる選手に

 西武は17日、新宿プリンスホテルで「2020年ドラフト会議」で第4巡目に指名した駒澤大学の若林楽人選手との入団交渉に臨み、入団の内諾を得たことを発表した。

 交渉後に行われた会見では、「あらためて実感が湧きました」と率直な気持ちを語りつつ、「この期間にも自分がやれることはたくさんあると思うので、入団してからの勝負ではなく、しっかりと準備はしていきたい」とコメント。走攻守揃ったユーティリティプレーヤーとしての期待もかかるが、「伸ばすところは全部。その中でもケガをしない体づくりは自分でも勉強しないといけない」と気を引き締めた。

 また、プロに入って話を聞いてみたい選手については「全員」と答え、「もらえる情報は引き出しとしてもらっておきたい」と貪欲な姿勢を見せた。タイプが似ているとされる外崎修汰選手については「バッティングだけでなく全部勉強になる。技術も素晴らしいですが、社会貢献もされているので、そういうところも見習っていければ」と、盗塁数に応じて1万円を寄付することで子どもたちの居場所づくりを支援している“先輩”を例に挙げ、「プレー以外でも夢を与えられるような選手になりたい」と、目標を掲げた。

◆ コロナ禍を乗り越えて掴んだ指名

 今春のコロナ禍を受け、アピールの場として目標に掲げていた春季リーグが中止となり、プロ野球選手の道を諦めかけたが、「可能性があるのに諦めるのはもったいないと言われ、自分でも少しずつ感じ始めて、それだったら自分ためにもチームのためにももう一度頑張ろうと思えた」と、大学OBの中畑清氏をはじめとする周囲の助言もあり、気持ちを切り替えて臨んだ秋季リーグで打率.310、4本塁打、13打点と課題だった打撃でもアピールし、夢を叶えた。

 大学ではセンターを守っていた若林だが、高校時代はショートやサードを主戦場としており、大学で外野手となってからも試合前には内野手用のグラブをつけて練習。「どっちもできることはチームにプラスになるので、まだまだ下手くそですけど。どっちも練習しています」と語り、編成グループ育成アマチュア担当の竹下潤氏も似たようなタイプの外崎を引き合いに出し、「まだまだ物足りない部分もありますけど、近くで見られるので、盗んでもらいたい」とエールを送った。

 ポスト外崎としての期待もかかる若林について、一番最初にプロで通用しそうなところは「盗塁」だと竹下氏は語る。その理由についてはスタートの良さを挙げ、「盗塁のセンスがあるので、自分で出てサインがなくてもディレイドスチールしている姿などを見ている。盗塁はいくら足が速くてもできない部分があるので、そういうセンスを感じた」と、機動力にも特徴があるチームスタイルに合致した選手であることも強調した。

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ベースボールキング編集部

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