かつてのMVPが再び輝きを取り戻せるか
西武と日本ハムは20日、吉川光夫投手(32)の金銭トレードに関して合意したことを発表した。
吉川の獲得を発表した西武の渡辺久信GMは球団を通じて「ライオンズに必要な左の戦力として吉川投手を獲得することになりました。重要な場面で活躍してくれることを期待しています」とのコメントを発表した。
2006年の高校生ドラフトで1巡目指名を受けて日本ハムに入団した吉川は、2012年に14勝5敗、防御率1.71でチームのリーグ優勝に貢献し、シーズンMVPを受賞。その後は故障の影響などもあり思うような成績を残せず、2016年オフに2対2のトレードで巨人へ。その後、2019年のシーズン途中に再びトレードで日本ハムに出戻ったが、今季は5試合の登板に留まり、0勝0敗、防御率3.38という結果に終わっていた。
吉川は日本ハム球団を通じて「昨年、トレードでファイターズへ戻ってきましたが、チームに貢献することができませんでした。その部分は心残りですが、いつも応援していただいたファンの皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからはライオンズの一員として、活躍できるように頑張ります」とコメント。ファンへの感謝と共に新天地での意気込みを口にした。