OPSはリーグワースト、三塁へ配置転換も
日本野球機構(NPB)は23日、ヤクルトのアルシデス・エスコバー選手(33)を自由契約選手として公示。1シーズン限りでヤクルトを退団することになった。
エスコバーは今季から加入した新外国人選手で、今季は6・7番での起用を中心に104試合に出場し、打率.273(377-103)、1本塁打、30打点、6盗塁の成績。長打率と出塁率を併せた打撃指標OPSはセ・リーグの規定打席到達者ワーストの.641に沈んだ。
メジャー時代にはゴールドグラブ賞にも輝いた名手だったが、随所にアクロバティックかつ頭脳的なプレーを披露した一方で、チーム最多の69試合に出場した「遊撃手」としては、次点の西浦直亨(65試合)を下回る守備率を記録し、シーズン後半は三塁手での起用も目立った。
シーズン終了後に離日する際にはヤクルト球団を通じて「今年、コロナ禍の状況にも関わらず、神宮球場に足を運んで頂き、たくさんの応援ありがとうございました。ファンのいる球場でプレーできる嬉しさを実感した1年でした」とファンへの感謝を述べ、「来年、また皆さんとの再会を希望しています」と契約更新へ前向きな姿勢を示していたが、わずか1年で退団することになった。