在籍6年で防御率2.76、今季は未勝利でシーズン終了
広島は26日、クリス・ジョンソン投手(36)、ホセ・ピレラ選手(31)と来季の契約を結ばないことを発表した。なお、テイラー・スコット投手(28)とは再契約に合意。来季もカープの一員としてプレーすることが決まった。
ジョンソンは2015年から広島でプレーし、来日1年目から『最優秀防御率』のタイトルを獲得。2016年は開幕投手を務め、1964年のバッキー氏(当時阪神)以来、外国人投手としては史上2人目の『沢村賞』受賞の快挙を成し遂げた。昨季も年間通してローテーションを守りきり11勝を挙げたものの、来日6年目の今季は開幕から打ち込まれる登板が続き、10試合に登板して0勝7敗、防御率6.10と浮上のキッカケをつかめないままシーズン終了。NPB在籍6年間での通算成績は128試合に登板して57勝37敗、防御率2.76だった。
ピレラは今季から加入した新助っ人で、99試合に出場して打率.266、11本塁打、34打点、2盗塁の成績。開幕戦は「1番・左翼」でスタメン入りを果たすも、シーズン後半は出場機会を減らしていた。
一方で来季の契約更新が決まったスコットは、クローザーの働きを期待されて今季から加入するも、不安定な投球が続いて抹消・再登録を繰り返すシーズンに。1年目は7試合に登板して0勝3敗、防御率15.75の成績。シーズン最終盤には先発転向にも挑戦したが、来季はどのような役割で腕を振るのか。巻き返しへ、まずは必死のアピールが求められそうだ。