「ものすごく残ってほしい…」複雑な心境も
ロッテの吉井理人投手コーチが30日、自身のオフィシャルブログを更新。メジャーリーグへの移籍を目指し、海外FA権の行使を表明した澤村拓一投手にエールを送った。
吉井コーチは『澤村』のタイトルでブログ記事を投稿し、29日に閉幕したフェニックス・リーグで登板した若手投手陣に触れつつ、この日正式に海外FA権の行使を表明した澤村について言及。
「マリーンズの一員としてはチームに残ってほしいが(ものすごく残ってほしい)、メジャー経験者としてはこの絶好の機会(golden opportunity)をものにしてほしいです。いずれにしても、悔いのない選択を。(どこで投げていても、応援するで!)」と、投手コーチの立場からセットアッパー流出に対する複雑な心境を明かしつつ、海外挑戦を目指す右腕を後押しするメッセージを綴った。
吉井コーチ自身も1997年オフにFA権を行使し、NPB球団の誘いを断ってメジャーリーグに挑戦。5年間でメッツ、ロッキーズ、エクスポズのメジャー3球団を渡り歩いた。
球団は30日、正式に澤村がFA権を行使したと発表。今後はNPBも含めた日米42球団を視野に交渉に臨むことになる。幕張で復活を遂げた豪腕は来シーズンどこで腕を振っているのか、今後の去就に注目だ。