大学リーグ通算22勝0敗でプロ入り
ヤクルトは1日、東京都内で新入団選手発表会を開催。ドラフト2位指名の山野太一投手(21=東北福祉大)は、現役通算最多の173勝を挙げているヤクルトの“小さな大エース”石川雅規を目標とする選手に挙げた。
山口・高川学園高3年時にエースとして同校史上初めて夏の甲子園に出場。1回戦で寺島成輝、安田尚憲(現ロッテ)を擁する履正社に敗れたが、大学では仙台六大学リーグで通算32試合に登板して22勝0敗と圧倒的な数字を残してプロ入り切符を掴んだ。
山野はソフトバンクの工藤公康監督と石川雅規を目標とする選手に挙げ、「同じ左投手で長年プロで戦い続けている。それだけ身体のケアをしっかりされていると思うし、自分もそこを真似したい」と、四十路を迎えてなお第一線で腕を振るサウスポーから活躍の秘訣を吸収する意欲を示した。
衣笠オーナーと高津監督も即戦力としての活躍を期待する存在で、自身のアピールポイントについては「ゆったりしたフォームからキレのあるボールを投げられるところ」とコメント。
プロ1年目の目標は「でっかく新人王」と宣言し、「将来的には日本を代表する左ピッチャーになりたい」と意気込みを口にした。