5年ぶりの規定未到達にも…
楽天の銀次内野手が2日、球団事務所で行われた契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億1000万円(※推定)でサイン。141試合に出場してリーグ4位の打率(.304)をマークした昨季から一転、今季は88試合の出場にとどまり、打率.236でチームは4位に終わった。
自身もチームも悔しい結果に終わった1年だったが、「ベンチから野球を見れて勉強になることもあった。間違いなく今後につながるシーズンだった」と振り返り、3年契約の2年目となる来季に向けては、「最低でも3割。チームはもちろん優勝しかない」とリベンジを誓った。
生え抜きとしてはチーム最年長、プロ16年目となる来季は、東日本大震災から10年目の節目でもあるが、「10年だからとではなく一生忘れては行けないこと。ずっとそのことを思いながら野球をやっていきます」と決意を口にし、「きれいに野球をやっているようじゃ勝てないので、自分らしく泥臭く、その中で直向きに戦っていきたい」と力を込めた。