契約更改は50万アップでサイン
2018年のシーズン途中にオリックスへトレード移籍し、今季からDeNAに復帰した髙城俊人選手が3日、契約更改交渉に臨み、50万円アップの1250万円(※推定)でサインした。
更改を終えた髙城は、前年にオリックスから戦力外通告を受けていることもあり、「来年も契約してもらえた」と一言。今シーズンは2017年の日本シリーズでコンビを組んで活躍した濱口遥大投手との“黄金バッテリー”復活も果たしたが、「結果を残せず、チームに貢献できていない。悔しいシーズンだった」と反省した。
7月から8月序盤はバッティングも好調で、プロ8年間で僅か1本だったホームランを3本も放ったが、8月5日以降は24打席2安打と精彩を欠いた。球団からも「シーズン序盤はバッティングでも頑張ってくれたが、後半失速した。来シーズンは今年の序盤を維持できるように」と注文され、自らも「オフはバッティングメイン」に取り組むとした。
また、今季は主に濱口が先発する試合でスタメンマスクをかぶることが多かったが、来季に向けては「他のピッチャーと組む試合数も増やしたい。途中出場でもチームに貢献できるくらいの信頼を勝ち取りたい」と、熾烈なポジション争いに向けた決意も口にした。
来シーズンは三浦大輔新監督の下でプレーすることになるが、その三浦監督の引退試合でマスクをかぶり、号泣しながらリードした過去を持つ髙城は、「しっかりと活躍して、監督を優勝させるのに自分の力が少しでも役に立てればと思います」とコメント。ベイスターズに帰ってきて2年目の来シーズン、“強肩強打の凄いヤツ”が番長監督の力となる。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)