生え抜き投手として名球会入りを！

　西武の渡辺久信GMが4日、増田達至投手のFA権を行使した“宣言残留”を受けたオンライン取材に応じ、「悩んで決断したと思いますし、増田と家族の決断に感謝いたします」とコメントした。

　残留の一報は前日午後に受けていたが、「私個人も球団も残って欲しいと思っていたので、その言葉が聞けたのでホッとした。ここ数日間は毎日緊張している状態でした」と、率直な思いを吐露した。

　また、「本人とも色々と話はしましたけど、とにかく彼の評価は入団から8年間大きな怪我もなく一軍でバリバリと仕事をして戦力になってくれたのが一番のところ」と、入団以来、毎年40試合以上に登板して通算防御率2.73と安定した成績を残している部分を改めて評価した。

　さらに、「投手寿命も伸びているので、体のコンディションを整えて毎年いい成績を収めて欲しい」と続け、「（西武）ライオンズ生え抜きの投手で名球会入りした投手はいないので、そこも目指して欲しい」と、守護神としてのさらなる活躍に期待を寄せた。増田は通算で136セーブを記録しており、名球会入りの条件となる「250セーブ」までは、あと「114セーブ」となっている。

▼ 増田達至・年度別成績
13年：42登板（52.2回）5勝3敗 0S 5H／防御率3.76
14年：44登板（44.2回）3勝4敗 0S 22H／防御率2.82
15年：72登板（74.0回）2勝4敗 3S 40H／防御率3.04
16年：53登板（54.1回）3勝5敗 28S 5H／防御率1.66
17年：57登板（56.1回）1勝5敗 28S 4H／防御率2.40
18年：41登板（38.1回）2勝4敗 14S 2H／防御率5.17
19年：65登板（69.2回）4勝1敗 30S 7H／防御率1.81
20年：48登板（49.0回）5勝0敗 33S 1H／防御率2.02
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通算：422登板（439回）25勝26敗136セーブ86ホールド／防御率2.73