「3位、2位となり、来季は『頂』しかない」
阪神は5日、2021年のシーズンスローガンが「挑・超・頂 -挑む 超える 頂へ-」に決定したと発表した。
2020年シーズンは60勝53敗7分けのリーグ2位だった阪神。来季で就任3年目となる矢野監督は、新スローガンについて以下のように意図を説明した。
「今の僕たちに一番必要なことは『挑戦すること』だと考えています。試合結果により評価されがちですが、『エラーをしても前に出る』『打たれても バッターに向かっていく』。そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事『挑む』を最初に掲げました。
次に『超える』ですが、これは『超越する』ことです。『自分の壁を超える』『ライバルに勝つ』いろいろなことがありますが、普段から選手には『比べるのは昨日の自分』という話をしています。ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので『超える』を2つ目に掲げています。
最後に『頂へ』。これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位となり、来季はもちろん『頂』しかありません。チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、『常にトップに立つ』とういう意識にしていきます」
新スローガンへの思い入れをつづり、「来季はこのスローガンで戦っていきます」と矢野監督。最後に「やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。このスローガンをもとに、共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう」とファンに呼びかけた。