今季はチーム最多投球回・勝利数
ヤクルトは6日、神宮球場にてファン感謝イベント『ファン感謝DAY2020』を開催。FA宣言をした小川泰弘投手(30)が同イベントの「午前の部」の締めの挨拶をつとめた。
中村悠平選手会長から来季のキャプテン就任が決まった山田哲人へサプライズでマイクが渡されると、その新キャプテンがさらに小川へバトン。背後に整列するナインから「残留宣言!残留宣言!」との声が飛ぶなか、去就が注目される右腕がマイクを片手にファンへ挨拶。
「お騒がせしております。自分の人生の分岐点ということで、ちょっとわがまま言わせてもらってます。まだ考え中ですが、しっかり決断して、また皆さんにご報告したいと思います」
最後は小川の掛け声による一本締めで、午前の部が締めくくられた。
小川は愛知県の成章高から創価大を経て、2012年のドラフト2位で入団。8年目の今季は規定投球回にわずかに届かなかったものの、チーム最多の119イニング・10勝(8敗)をマーク。8月15日のDeNA戦(横浜)でNPB史上82人目(93度目)となるノーヒットノーランを達成するなど、先発ローテの柱として活躍していた。