大学時代に慣れ親しんだ神宮で圧巻3K
プロ野球12球団合同トライアウトが7日、神宮球場で開催された。日本ハムから自由契約となった宮台康平投手(25)は打者3人に対して3者連続三振の快投を見せた。
先頭の堀内汰門(24=前ソフトバンク)を低めのチェンジアップで空三振に退けると、続く小山翔平(24=前巨人)は外角低めの144キロで見三振。3人目の中村和希(25=前楽天)は外角低めへ逃げるスライダーで空三振に仕留めた。
異なる3球種で三者連続三振を奪った左腕は降板後、「僕の武器は真っ直ぐ。そこでしっかり押せたというのはアピールになったと思う。真っ直ぐで差し込めたので変化球も生きてきた」とこの日の投球を振り返り、「不安はありますけど、やることはやったのであとは待つだけです」と他球団での現役続行への強い思いを滲ませた。
宮台は湘南高から東京大を経て2017年のドラフト7位でプロ入り。入団当初は“東京大学出身”ということで注目を集めたが、一軍通算では1年目のデビュー戦1試合だけにとどまり、今季はファームで14試合(39回2/3)に投げて0勝4敗、防御率7.71の成績だった。