髙橋光は2700万アップも
西武は9日、森友哉ら5選手が契約更改交渉に臨み、全選手がサインした。
リーグMVPを獲得した昨季から一転、今季は打率.251、9本塁打、38打点と各打撃成績で昨季から大きく数字を落とした森は、4000万円ダウンの推定年俸1億6000万円で更改。「チームも3位で終わってしまいましたし、来年は頑張らなくてはならない。本当にうまくいかなかったシーズンだった。試行錯誤したことが来年に活かせれば」と、来季の巻き返しを誓った。
同じくダウン提示となったのが、森同様昨季から打撃成績を落とした主軸のひとり、外崎修汰選手。こちらは1000万円ダウンの1億3000万円でサイン。「全試合に出場したこと、エラーが少なかったことやチーム状況に応じてやってくれたのが助かった、と言ってもらえて良かった」としつつ、「打撃面は反省していますが、守備には自信がついたので継続していきたい」と今季を前向きに振り返った。
一方、シーズン終盤に抜群の存在感を示し、西武先発陣では唯一の規定投球回到達者となった髙橋光成は、2700万増の6700万円。後半戦に関しては「大崩れすることなく悪くても粘って投げることができた」と振り返ったが、前半戦で苦しみ8勝8敗、防御率3.74という成績に終わったことで、「来年はもっと前半戦から頑張らないといけない」と更なる活躍を誓っている。
4年契約の1年目を終えた金子侑司は、600万の微増。打撃成績にそこまで大きな変化はなかったが、ケガで離脱したことなどもあり、盗塁王を獲得した昨季から一転して14盗塁という結果に。「今年は全然走ることができなかったので、来年はもっと走ることができればと思います」と語り、来季は王座奪還を目指す。
また、貴重なムードメーカーとしてオンもオフもチームを支えた熊代聖人は現状維持でサイン。守備に関しては「安心感がある」との評価を受けた一方で、「打撃の方はもっと内容のある打席にしていくことができれば」と、11打席で1安打という結果に終わった打撃面の改善を誓った。