オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』。
10日に行われたのは2020年シーズン:セントラル・リーグ第2節-第2戦。「ヤクルト-広島」「巨人-阪神」「DeNA-中日」の3試合の模様が配信された。
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“キャプテン対決”は両者譲らず…
この日の第1カードはヤクルトと広島の戦い。プレイヤーはヤクルトが大川泰広、広島は伊勢家雄次。ともにチームを牽引するキャプテン同士のマッチアップになった。
互いに開幕戦で白星を挙げ、勢いに乗ってこの日を迎えた両者だったが、序盤から攻め込んだのはヤクルトの大川。しかし、伊勢家も堅い守りを武器になんとかしのぎ、最後まで本塁は踏ませない。
緊迫した展開のまま、気が付けば規定の5回が終了。広島は結局ノーヒットだったが、5イニングで7投手をつぎ込む執念の継投策でヤクルト打線を封じ込め、0-0のままゲームセットを迎えた。
"伝統の一戦"は主砲のひと振りで…!
第2カードは巨人と阪神による“伝統の一戦”のラウンド2。プレイヤーは巨人が本職=球団職員という異色の代表選手・坂東秀憲、阪神は"虎の大魔神"こと徳田直也。投球術に定評のある2人の顔合わせとなった。
先手を取ったのは、初戦に快勝して連勝を狙う阪神。2回に梅野隆太郎の二塁打と江越大賀の安打でチャンスを作り、代打・糸原健斗の犠飛で先制に成功。このリードを徳田が慎重に守り、虎の子の1点を死守したまま試合は終盤戦へ。
しかし4回、巨人は岡本和真が値千金のひと振り。リアルのプロ野球でも本塁打王・打点王の二冠に輝いた主砲がeBASEBALLの世界でも存在感を見せ、1-1の同点に。試合はこのまま引き分けで終わった。
まさか3試合目も…!?
第3カードはDeNA-中日。プレイヤーはDeNAがキャプテンの河合祐哉、中日は竜のファンタジスタ・岡久将吾という、昨シーズンも実現した戦いとなった。
この試合も2回にDeNAが佐野恵太の一発で先制するも、以降は両者とも好投が光り、緊迫した展開に。
迎えた5回。追い詰められた中日は、二死から高橋周平がライトスタンドに叩き込み、このひと振りで同点。中日が土壇場で追いつき、なんとこの日は3試合すべてが引き分けという珍しい結末となった。