オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』。
9日に行われたのは2020年シーズン:パシフィック・リーグ第2節-第1戦。「日本ハム-ロッテ」「オリックス-西武」「楽天-ソフトバンク」の3試合の模様が配信された。
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プロ3年目の“ベテラン対決”
この日の第1カードは日本ハムとロッテの対戦。プレイヤーは日本ハムが及川裕也、ロッテはキャプテンの下山祐躍。ともに今季が“プロ3年目”となる、ベテランプレイヤー同士のマッチアップとなった。
試合は初回から動く。日本ハムが二死から安打で走者を出すと、4番に入る横尾俊建が変化球をジャストミート。レフトスタンドに叩き込む2ランで先制点を奪う。
すると、試合はそこからこう着状態に。逃げ切りたい日本ハムは先発・杉浦稔大の後を宮西尚生、井口和朋とつないでリードを死守。完封リレーで今季初勝利を手にした。
西武が開幕4連勝!
第2カードはオリックスと西武の戦い。プレイヤーはオリックスが高川悠、西武は加藤誉士典。ともに今季初戦で勝利を挙げた選手同士の激突となった。
試合は開幕3連勝の好スタートを切った西武が、この日も立ち上がりから躍動。森友哉の安打に、エルネスト・メヒアが変化球を見事に捉える先制2ラン。優位に試合を進めていく。
その後はチャンスを作りながら追加点が奪えない展開となるも、3回のピンチはリード・ギャレットを早めにつぎ込む勝負の継投で無失点。5回も二死一塁から大きな当たりを打たれたが、今度はセンター・金子侑司がジャンピングキャッチ。初回の2点を守り抜き、西武が開幕からの連勝を「4」に伸ばした。
注目の“ルーキー対決”は…?
第3カードは楽天-ソフトバンク。プレイヤーは楽天が村上翔太、ソフトバンクは原健四郎。ともに今季からプロリーグに参戦したルーキー同士のバトルとなった。
先手を取ったのは楽天。初回、4番のステフェン・ロメロが先制2ランを放つと、つづく茂木栄五郎もライトスタンドへ一発。2者連続弾で3-0と幸先よくリードを奪う。
しかし、ソフトバンクもすぐさま反撃。直後の2回表、チャンスに相手の失策が絡んで1点を返すと、さらに内野ゴロで1点、適時打で1点と返してたちまち3-3。試合を振り出しに戻す。
そして迎えた4回、ソフトバンクは二死から代打にウラディミール・バレンティンを送ると、これが大的中。直球を左中間スタンドに叩き込む一発で4-3。ついに試合をひっくり返し、ルーキー対決はソフトバンク・原に軍配があがった。