オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』。
11日に行われたのは2020年シーズン:パシフィック・リーグ第2節-第2戦。「ロッテ-日本ハム」「オリックス-西武」「ソフトバンク-楽天」の3試合の模様が配信された。
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日本ハムのルーキーに初星
この日の第1カードはロッテと日本ハムの戦い。プレイヤーはロッテが3年目の清野敏稀、対する日本ハムはルーキーの佐藤優太という興味深い顔合わせとなった。
主導権を握ったのは、このカード白星発進の日本ハム。初回、1番起用の中田翔が安打で出ると、2番・西川遥輝が右中間へ叩き込む先制2ラン。4回にも横尾俊建のソロで1点を加えると、守っても先発・有原航平を巧みに操り、ロッテ打線を翻弄。パーフェクト投球を展開していく。
意地を見せたいロッテは、5回に井上晴哉が一発を放って完全試合・ノーヒッター・完封を阻止。なおも走者を出し、一発出れば同点のシチュエーションは作ったが、あと一歩届かず。
日本ハムのルーキー・佐藤優太が嬉しいプロ初勝利を掴み、チームもロッテに連勝した。
西武は連勝がストップ
第2カードはオリックスと西武の対戦。プレイヤーはオリックスが藤本洋介、西武はルーキーの毛利隼也に開幕5連勝を託した。
2回までスコアレスで進んだ試合は3回、一死一・二塁のチャンスでスティーブン・モヤが適時打。1点を先制すると、レジェンドOB・田口壮も適時打で続き、この回2得点。主導権を握る。
投げては“好調”の先発・鈴木優が藤本に導かれ、強力打線を相手に三塁を踏ませない投球を披露。開幕4連勝中だった相手をシャットアウトし、2-0でオリックスが勝利を収めた。
楽天、今季初勝利は…?
第3カードはソフトバンク-楽天。プレイヤーはソフトバンクが平山大輝、楽天は昨季の首位打者・井上将旭。今季未勝利の楽天が、負けなしのソフトバンクに挑むという構図となった。
試合は立ち上がりから動く。楽天は初回にステフェン・ロメロのソロで先制に成功するも、直後に相手の足を使った攻撃を受け、4安打を浴びて3失点。試合をひっくり返されてしまう。
苦しい展開となったが、それでも2回に代打・銀次が適時打を放って1点差と迫ると、3回にはロメロがこの日2本目となる本塁打を放って同点。試合を振り出しに戻す。
勢いのままに今季初勝利と行きたいところだったが、終盤はリバン・モイネロら相手の強力リリーフを打ち崩すことが出来ず。試合は3-3、引き分けで終了した。