巨人入り有力、近日中にも移籍発表
DeNAは12日、国内FA宣言していた井納翔一投手(34)の退団が決まったと発表した。
井納は木更津総合高、上武大、NTT東日本を経て、2012年のドラフト3位でDeNA入り。即戦力右腕として1年目から5勝(7敗)を挙げ、2年目の2014年には11勝9敗、防御率4.01をマークした。
2016、17年は2年連続で規定投球回をクリアし防御率3点台をマーク。在籍8シーズンで長期離脱は1度もなく、通算168試合登板(144先発)で50勝60敗、防御率3.94をマークした。
井納は球団を通じ、「球団には26歳という年齢でドラフト会議にて指名、そしてルーキー時から一軍のマウンドで投げさせて頂いたことに感謝しています。今まで携わっていただいた監督、コーチ、チームメイトのおかげで、FAの権利を取得できたと思っています。ファンの皆さまからは試合で不甲斐ない投球をしても、『次の登板は頼むよ!』と、温かい言葉をかけてもらいとても励みになりました。思い出はチームとして初めてクライマックスシリーズへ進出した際、初戦を任された東京ドームでのファンの皆さまの歓声は忘れることはできません。本当に濃い8年間でした。ありがとうございました」とコメントした。
三原一晃球団代表は井納について、「様々な役割をこなしてくれチームを助けてくれたこと、感謝しています。悩んで出した答えだと思いますので我々にとっては非常に残念ですが、彼の決断を尊重したいと思います。梶谷選手同様、同じリーグの対戦相手となりますので、我々にとって良い結果を出すことができるよう来年の開幕までしっかり準備をしていきたいと思います」とコメントした。