オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』。
13日に行われたのは2020年シーズン:パシフィック・リーグ第2節のゲーム3。「日本ハム-ロッテ」「西武-オリックス」「楽天-ソフトバンク」の3試合の模様が配信された。
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佐々木朗希が連敗ストップに挑む
この日の第1カードは日本ハムとロッテの戦い。プレイヤーは日本ハムがルーキーの岡坂雄大、対するロッテは大石直弥。このカード2連敗で3戦目を迎えた大石は、大事な先発マウンドをルーキーの佐々木朗希に託した。
今季、リアルのプロ野球では残念ながら一軍デビューが叶わなかった“令和の怪物”。リードする大石にも緊張はあったか、立ち上がりは満塁のピンチを招いたものの、好打者・近藤健介を162キロの速球で内野ゴロに斬ってピンチを脱出。2回まで無失点で試合を作る。
すると、3回以降は継投勝負。ともに小刻みな継投でピンチをしのぎ切り、気が付けば5回終わってスコアレス。0-0の引き分けという結末を迎えた。
注目の“キャプテン対決”
第2カードは西武とオリックスの対戦。プレイヤーは西武がキャプテンの町田和隆、オリックスもキャプテンの指宿聖也。チームを牽引するエース同士の激突となった。
先手を取ったのはオリックス。昨季MVPにあたる「ベスト・プロリーグ・プレイヤー」の称号を得た指宿がチームの強力助っ人を巧みに操り、スティーブン・モヤの安打からアダム・ジョーンズの2ランで鮮やかに先制。
守っても2回に1点こそ失ったものの、3回はミス絡みの満塁のピンチをなんとかしのぎ、1点リードの5回にモヤのソロで貴重な追加点。効果的な2本の本塁打により、オリックスが接戦を制した。
鷹打線が爆発!
第3カードは楽天-ソフトバンク。プレイヤーは楽天が注目の大型ルーキー・荒木颯太、ソフトバンクは3年目のキャプテン・加賀谷颯太。今季初戦で13安打・12得点の猛打を見せた加賀谷だったが、この日もその打棒が炸裂した。
初回、“ホークスキラー”の特殊能力を持つ松井裕樹に対し、アルフレド・デスパイネが先制2ラン。幸先良いスタートを切ると、以降も上林誠知に2本の適時打が飛び出すなど、3回に1点、5回に3点を追加。中押し・ダメ押しと理想的な試合展開をつくる。
守っても先発・東浜巨から4投手のリレーで楽天打線を2安打・シャットアウト。投打が噛み合ったソフトバンクがこのカード2勝1分で勝ち越した。