メジャー挑戦から一転…!!
阪神から自由契約となり、メジャー移籍の可能性が取り沙汰されていたロベルト・スアレス投手(29)が来季も阪神に残留するようだ。MLB公式サイトのジョン・モロシ記者が14日、自身の公式Twitterで「MLBに関心を持っていたスアレスが阪神と2年675万ドル(約7億円)で合意した」と伝えている。
スアレスはベネズエラ出身の29歳で、今季から阪神でプレー。開幕当初はセットアッパーを務めていたが、7月12日から藤川球児に代わって9回のマウンドを託されると、最速161キロのストレートを武器にセーブを積み重ね、絶対的クローザーとしてチームの上位浮上を牽引。51試合で3勝1敗8ホールド25セーブを挙げて、セ・リーグの最多セーブに輝いていた。
しかし、今秋は本人が抱くメジャー移籍への思いから残留交渉が難航。来季の契約保留者名簿から漏れ、12月2日付で自由契約選手として公示されていた。
ジェリー・サンズ、ジェフリー・マルテ、ジョン・エドワーズ、ジョー・ガンケルは保留者名簿に名を連ねており、新たに韓国リーグ打撃2冠MVP男のメル・ロハスJr.に加えて、最多勝右腕のラウル・アルカンタラとも交渉中との報道。さらに12日には今季ロッテに電撃加入していたチェン・ウェインとの大筋合意も伝えられ、ここにきて絶対的守護神も残留合意となれば虎党にとってこれ以上の朗報はない。
矢野監督が就任して来季が3年目。2019年から3位・2位と来て、目指すは2005年シーズン以来のリーグ制覇。16年ぶりの優勝へ向けて、助っ人の編成は整いつつあるようだ。