セ・パの新人王候補も個人受賞
日本野球機構(NPB)は15日、試合をスピーディーに進めた選手とチームに贈る『ローソンチケット スピードアップ賞』を発表した。
選手表彰は各リーグの投手部門と打者部門に分けられ、セ・リーグでは巨人の2年目右腕・戸郷翔征と、阪神の近本光司が受賞。パ・リーグではソフトバンクの石川柊太と楽天の小深田大翔が受賞した。投球テンポに定評のある石川をはじめ、今季の新人王資格を持つ戸郷と小深田、昨年の新人特別賞に輝いた近本の全4選手が初受賞となった。
投手部門は走者がいない状況で「平均投球間隔」が最も短かった選手を表彰。先発100イニング・救援40イニング・100イニングのいずれかに到達している選手を選考対象とし、戸郷が「10.8秒」、石川が「8.8秒」でそれぞれリーグトップだった。
打者部門は規定打席到達者のなかで、走者がいない状況で「相手投手の平均投球間隔」が短かった選手が表彰され、近本が12.0秒、小深田が12.7秒でリーグトップ。セパともに社会人・大阪ガス出身の若手選手が嬉しい初受賞となった。
チーム表彰については、9回で決着した試合を対象に最も平均試合時間が短かったチームを表彰。パ・リーグはオリックスが「3時間11分」で3年連続、セ・リーグは中日が「3時間4分」で2年連続受賞となった。
なお、個人表彰選手には賞金各50万円、チーム表彰球団には賞金各100万円が贈られる。