「1年間どっぷり野球をやる。それしかない」
ソフトバンクの長谷川勇也選手(35)は16日、契約更改交渉に臨み、1000万円ダウンの7000万円でサインした。(金額は推定)
今季は開幕スタメンを勝ち取るも、ファーム調整中の8月に新型コロナウイルス陽性判定を受けて戦線離脱。9月末に一軍復帰を果たしたが、終わってみれば29試合の出場で打率.224、1本塁打、7打点の成績にとどまった。
長谷川は「しんどかったです。しんどかった」と2020年を振り返り、「開幕直後はいい状態で手応えを感じていたんですけど、軽く怪我をして、早く復帰できるかなというところでのコロナ離脱。そこから1カ月休まざるを得ない状況になってしまった。ブランクを埋めるのはしんどかった」とウイルスに翻弄された2020年を振り返った。
今オフは海外FA権を行使する可能性もあったが、行使せずに残留を決断。プロ15年目となる2021年シーズンは「1年間どっぷり野球をやる。それしかない」と長谷川。「まだまだ福岡のファンの皆様の前でいいプレーをたくさん見せたい。来年も頑張りたい」と巻き返しを誓った。