柳田は5年ぶり受賞「この賞を意識していました」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD」が17日に開催され、パ・リーグMVPに柳田悠岐選手(ソフトバンク)、セ・リーグMVPには菅野智之投手(巨人)が選ばれた。日本シリーズで激突した2チームからMVPが選出されるのは、新井貴浩(当時広島)と大谷翔平(当時日本ハム)が選出された2016年以来4シーズンぶりとなる。
柳田は短縮シーズンとなった今季、119試合に出場して打率.342(427-146)、29本塁打、86打点をマーク。7月に月間32得点のNPBタイ記録を樹立するなど、日本一4連覇に輝いたソフトバンク打線を牽引し、自身初となる最多安打、2年ぶり5度目となるベストナインにも輝いた。
トリプルスリーを達成した2015年以来5シーズンぶりの受賞となった柳田は、V4を共に達成したチームメートとスタッフへの感謝を述べつつ、「2018年に優勝を逃して、そこからこの賞を獲りたいと意識していました。昨年は怪我して不甲斐ないシーズンでしたけど、こうしてまたこの賞をいただけたことが自信にもなります。来シーズンはリーグ2連覇と日本一5連覇を目標にして、またこの賞をいただけるように頑張りたいなと思います」と話した。
開幕13連勝の菅野は6年ぶり2度目
菅野は20試合に登板して14勝2敗、防御率1.97をマークし、最多勝と最高勝率のリーグ2冠。プロ野球新記録となる開幕投手として開幕戦から13連勝という快記録を打ち立て、巨人のセ・リーグ2連覇の原動力となった。
プロ2年目の2014年以来6シーズンぶりの受賞となった菅野は、まずコロナ禍の最前線で戦う医療従事者への感謝を述べ、「自分自身2度目の受賞ではありますけど、前回受賞したときよりも成長した姿を見せられたと思っています。今後の野球人生についてはこの賞に恥じないよう、どんどん努力して、向上心を持って精進していきたいと思います」とさらなる高みを見据えた。
▼ セ・MVP投票結果[点数=1位・2位・3位]
<投票規定>
1位:5点
2位:3点
3位:1点
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(巨)菅野智之[1438=261・43・4]
(巨)岡本和真[786=30・195・51]
(中)大野雄大[303=17・39・101]
(巨)坂本勇人[173=4・28・69]
(巨)丸 佳浩[52=0・3・43]
(De)佐野恵太[6=0・0・6]
(広)鈴木誠也[5=1・0・0]
(広)森下暢仁[5=0・0・5]
(広)菊池涼介[3=0・1・0]
(神)大山悠輔[3=0・0・3]
(ヤ)村上宗隆[3=0・0・3]
(神)西 勇輝[2=0・0・2]
(巨)戸郷翔征[1=0・0・1]
(巨)中川皓太[1=0・0・1]
(巨)高梨雄平[1=0・0・1]
(ヤ)青木宣親[1=0・0・1]
該当者なし[34=0・4・22]
▼ パ・MVP投票結果[点数=1位・2位・3位]
<投票規定>
1位:5点
2位:3点
3位:1点
…各1票を投票
(ソ)柳田悠岐 [1147=194・54・15]
(ソ)千賀滉大 [542=50・84・40]
(ソ)モイネロ [293=21・51・35]
(ソ)森 唯斗 [108=1・23・34]
(楽)浅村栄斗 [87=2・20・17]
(ソ)周東佑京 [48=3・5・18]
(オ)吉田正尚 [41=1・7・15]
(楽)涌井秀章 [32=1・6・9]
(ソ)中村 晃 [27=0・8・3]
(ソ)石川柊太 [19=0・2・13]
(オ)山本由伸 [18=2・1・5]
(ソ)東浜 巨 [17=0・1・14]
(日)中田 翔 [12=0・2・6]
(ソ)栗原陵矢 [9=1・1・1]
(ロ)益田直也 [7=0・2・1]
(ソ)松田宣浩 [6=1・0・1]
(西)増田達至 [6=0・2・0]
(ソ)甲斐拓也 [2=0・0・2]
(日)近藤健介 [2=0・0・2]
(ソ)和田 毅 [1=0・0・1]
(ソ)高橋 礼 [1=0・0・1]
(ロ)石川 歩 [1=0・0・1]
(ロ)美馬 学 [1=0・0・1]
(ロ)井上晴哉 [1=0・0・1]
(ロ)マーティン[1=0・0・1]
(西)源田壮亮 [1=0・0・1]
(日)宮西尚生 [1=0・0・1]
該当者なし [62=0・8・38]