新人王はセ森下とパ平良が受賞
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD」が17日に開催され、巨人の戸郷翔征投手(20)がセ・リーグの新人特別賞に選ばれた。同賞の受賞は2019年に阪神の近本光司が選ばれて以来、巨人の選手としては2013年の菅野智之以来7年ぶりの受賞となった。
戸郷は聖心ウルスラ学園高から2018年のドラフト6位で入団した右腕で、2年目の今季は開幕ローテーションの座を勝ち取り、19試合で9勝6敗、防御率2.76をマーク。シーズン終盤まで新人王の有力候補と見られていた。
しかし、広島のドラフト1位ルーキー・森下暢仁が10勝3敗、防御率1.91と、各部門で戸郷を上回る好成績を残し、新人王投票でも戸郷を圧倒。総票数313のうち303票を鯉のスーパールーキーが集め、新人王のタイトルを獲得していた。
“最優秀新人賞に値する活躍”ということで今回『新人特別賞』を受賞した戸郷は、「来シーズンは今年以上の成績を残し、何かの賞を獲ってまたここに来れるように頑張りたいと思います」とコメント。来季はタイトル獲得を目指し腕を振る決意を口にした。