ニュース 2020.12.19. 08:09

【eBASEBALL】これぞリーグの威信をかけた戦い…決着がついたのは「1試合」だけ!

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©Nippon Professional Baseball / ©Konami Digital Entertainment

オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”


 一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。15日からは節が変わり、『セ・パe交流戦』が開幕した。

 今年は新型コロナウイルスの影響により、現実のプロ野球では残念ながら開催中止となってしまった、リーグの威信をかけた戦い…。意地とプライドがぶつかり合うだけでなく、昨季もこの『e交流戦』を制したロッテがパ・リーグ王者になっているように、ここでの戦績がペナントレースの行方を左右するというのは、まさに現実のプロ野球と同じだ。


 18日は、セ・パe交流戦:前節の4日目。この日は「DeNA-ロッテ」「広島-オリックス」「阪神-楽天」の3試合の模様が配信された。


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至極の投手戦!



 この日の第1カードはDeNAとロッテの戦い。プレイヤーはDeNAが“プロ復帰”の今季ここまで2戦2勝の山本遼太郎。対するロッテはキャプテンの下山祐躍。試合は手に汗握る投手戦となった。

 初回は両軍ともに三者凡退。2回、ロッテが先に安打を出すも、直後の牽制死でチャンスとはならず。DeNAもその裏に初安打を記録したが、得点にはつながらない。

 その後も緊迫した展開が続き、終わってみればゼロが10個。得点機らしい得点機もないまま、スコアレスドローで終わった。


初回の猛攻!



 第2カードは広島とオリックスの対戦。プレイヤーは広島がルーキーの野上隼紀、オリックスはプロ3年目で3球団目になる前田恭兵という対照的な2人のマッチアップとなった。

 試合は初回から大きく動く。プロ初勝利を目指す野上が堂林翔太の適時打で先制点を挙げると、さらに會澤翼の犠飛、西川龍馬と野間峻祥にも適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で4点を奪う。

 守りでも随所で好プレーを見せるなど、ノリノリのままラストイニングへ。しかし、ここで経験豊富な前田が初勝利目前のルーキーに立ちはだかる。西野真弘の2ランで反撃すると、さらに吉田正尚にも一発。たちまち1点差まで詰め寄る。

 それでも、最後は野上が意地を見せて1点のリードを死守。チームを連勝に導く、プロ初勝利を掴んだ。


交流戦初勝利をかけて…



 第3カードは阪神-楽天。プレイヤーは阪神が徳田直也、楽天はキャプテンの三輪貴史。ともにe交流戦黒星スタートとなった2チームが初勝利をかけて激突した。

 先手を奪ったのは阪神。2回、四球で出した走者をエンドランで進めて一死一・三塁のチャンスをつくり、糸原健斗のスクイズで1点を先制。序盤から勝利への執念を見せる。

 その後も静かな展開となったが、楽天は4回に辰己涼介が持ち前の脚力で内野安打をもぎ取り、ステフェン・ロメロがセンターオーバーの適時二塁打。ワンチャンスをモノにし、試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま、5回は両軍無得点。ともにe交流戦初勝利を目指した一戦は、引き分けに終わった。
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