球団発表「今季はフィールド外から球団をサポート」
MLBで通算555本塁打を放ち、日本の独立リーグ・高知でもプレーしたマニー・ラミレス氏(48)の現役復帰がお預けとなった。今年8月に契約合意を発表していたオーストラリア野球リーグのシドニー・ブルーソックスはシーズン開幕戦が行われた現地時間17日、ラミレスが「医学的理由」によってプレーできないと発表した。
開幕戦の直前に発表された球団の公式声明によれば、今回の健康上の問題について詳細は明かされていないものの、生命に関わるものではなく、新型コロナウイルスに関するものでもないとのこと。ラミレスは今後フィールド外でのサポート役にまわるという。
米メジャー時代は強打の外野手として鳴らし、インディアンスやレッドソックスなどでプレー。計19シーズンで打率.312、555本塁打、1831打点をマークし、オールスターメンバーに12度も選出された。
2011年途中にレイズを退団後は、台湾、米マイナーなどを転々とし、2017年には四国IL高知でプレー。故障の影響もあり23試合の出場にとどまったが、打率.413、3本塁打、22打点をマークしていた。
今年4月には台湾メディアに対して現役復帰の意志があることを示し、8月にオーストラリアのシドニー・ブルーソックスと契約。しかし、シーズン開幕戦の当日に球団より“離脱”が発表された。
ただ、現役復帰の道が完全に閉ざされたわけではなく、シーズン中に医師の許可など条件が整えば選手として出場する可能性も残されているとのこと。
日本では新庄剛志氏(48)がトライアウト受験の末に現役復帰を断念。SHINJOと同じ48歳でいまなお世界中を旅する野球人・ラミレスの現役復帰は叶うのか。今後の動向にも注目だ。