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「スカパー!サヨナラ賞」年間大賞にロッテ・井上とヤクルト・西浦

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最も劇的な一打を放ったのは...


 「2020 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」の表彰式が21日に行なわれ、今年最も劇的な一打を放った選手に贈られる「年間大賞」が決定した。パ・リーグはロッテの井上晴哉選手(31)、セ・リーグはヤクルトの西浦直亨選手(29)がそれぞれ受賞。両選手にはオリジナルトロフィーと、賞金200万円が贈られた。


苦境のチームを救う意地の一打


 パ・リーグの年間大賞は、10月度の月間賞に輝いたロッテ・井上が受賞。10月13日(火)に行われた楽天戦、3点差を追いついて迎えた9回裏に、苦闘を続けていた男のバットから劇的なサヨナラ打が放たれた。

 試合は、ロッテが5回までに0-3と3点のリードを許す苦しい展開だったが、粘り強く1点ずつを奪って同点に追いつくと、3−3で迎えた9回裏、一死から福田秀がレフト前へ安打を放ち出塁すると、打順が5番から7番に降格し、この日も3打数無安打と苦しんでいた井上が右中間を真っ二つに割る強烈な打球を放ち、一塁走者の福田が一気にホームを陥れた。

 敵地でソフトバンクに連敗して戻ってきたZOZOマリンでの一戦、調子の上がらない時期が続いた井上は、福田秀の生還を見届けると二塁ベース付近にひざまずき、目には涙を浮かべていた。井上は、「福田さんが一生懸命走ってくれたのが嬉しかったし、何よりチームの勝利に貢献できたのが嬉しかった」と当時の心境を振り返り、「ホームランのサヨナラは気持ち良さそうなので、今度はサヨナラをホームランで決めたい」と意気込んだ。





チーム10年ぶりの代打逆転弾


 セ・リーグの年間大賞は、6月度の月間賞に輝いたヤクルト・西浦が受賞。6月25日(木)に神宮で行われた阪神戦の9回裏、1点を追うヤクルトは二死一二塁と一打逆転サヨナラの場面を作ると、代打で登場した西浦が阪神の守護神・藤川球児の直球を左翼席へ運ぶ値千金の代打逆転サヨナラ3ランを放ち、チームに劇的な勝利をもたらした。

チームの5割復帰を決めた一打は、自身初、代打逆転は球団にとって2010年川本選手以来、10年振り5人目の快挙。西浦は「ベンチスタートだったが、いつでも行ける準備はできていた」と振り返り、「自分で決めるという気持ちで打席に入った」ことを明かした。また、2年連続最下位という結果に「かなり悔しい」「まだまだできたんじゃないか」と続け、来季の巻き返しを誓った。




今季の月間「スカパー!サヨナラ賞」歴代受賞選手

<6・7月>
セ:西浦直亨(ヤクルト)
パ:A.ロドリゲス(オリックス)

<8月>
セ:上本崇司(広島)
パ:山川穂高(西武)

<9月>
セ:吉川尚輝(巨人)
パ:茂木栄五郎(楽天)

<10月>
セ:高橋周平(中日)
パ:井上晴哉(ロッテ)

 

「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」歴代受賞者


<2009年>
セ:亀井義行(巨人)
パ:井口資仁(ロッテ)

<2010年>
セ:天谷宗一郎(広島)
パ:小久保裕紀(ソフトバンク)

<2011年>
セ:長野久義(巨人)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)

<2012年>
セ:和田一浩(中日)
パ:中田 翔(日本ハム)

<2013年>
セ:長野久義(巨人)
パ:浅村栄斗(西武)

<2014年>
セ:福留孝介(阪神)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)

<2015年>
セ:雄  平(ヤクルト)
パ:柳田悠岐(ソフトバンク)

<2016年>
セ:鈴木誠也(広島)
パ:吉村裕基(ソフトバンク)

<2017年>
セ:宮崎敏郎(DeNA)
パ:栗山 巧(西武)

<2018年>
セ:下水流昂(広島)
パ:森 友哉(西武)

<2019年>
セ:髙山 俊(阪神)
パ:鈴木大地(ロッテ)

<2020年>
セ:西浦直亨(ヤクルト)
パ:井上晴哉(ロッテ)
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