◆ チームの課題“ポスト熱男”も語る
ソフトバンクの松田宣浩選手(37)は21日、契約更改交渉に臨み、現状維持の4億5000万円プラス出来高払いでサインした。松田は来季が2年契約の2年目。プロ16年目を迎える大ベテランは2021年シーズンの巻き返しを誓った。(※金額は推定)
120試合の短縮シーズンとなった今季は、116試合に出場して打率.228(395-90)、13本塁打、46打点の成績。レギュラー定着後としてはキャリアワーストの打率に沈み、「個人的には数字的に満足もしてませんし、反省すべき点が多い」とシーズンを振り返った。
それでもチームを引っ張るムードメーカーとして日本シリーズ4連覇に貢献したことを球団も評価。交渉の席では“熱男”の後継者問題が議題に上がったようで、松田本人から「チームの先頭に立って引っ張ってくれる選手を早く見つけないと」と、“ポスト熱男”をチームの課題として提示したことを明かした。
来季へ向けては「まだまだ元気。明るく元気に楽しく野球をするということを第一に置いて、個人的には『最多安打』を獲れるくらい。ヒットの延長がホームランだと思っているので、とにかくヒットをたくさん打てる技術を身に着けて、しっかり準備をして、良い2021年にしたい」とキャリアハイを目指す意欲を示した。