若手の活躍に「このままじゃ終わってしまう…」
ソフトバンクの今宮健太選手(29)が22日、契約更改交渉に臨み、現状維持の2億9000万円でサインした。来季が4年契約の3年目。交渉後のオンライン会見では故障離脱した今季に悔しさを滲ませつつ、来季の巻き返しを誓った。
プロ11年目の今季は「7番・遊撃手」で開幕スタメン出場するも、コンディション不良で8月20日に登録を抹消。同19日のロッテ戦(ZOZOマリン)を最後に一・二軍通じて公式戦での出場はなく、レギュラー定着後としては自己最少の出場43試合、打率.268、6本塁打、22打点の成績に終わっていた。
今宮は「まともに野球ができない悔しさがあった」と故障に悩まされた2020年シーズンを振り返り、「いろんな若い選手が出てきてますし、自分もこのままじゃ終わってしまうという思いはもっている」と、自身の不在を埋めた周東佑京、川瀬晃ら若手選手の突き上げにも言及した。
自身の状態については「12月20日の時点でリハビリ組を卒業した」とのことで、「ダッシュに関しても投げることに関してもほぼマックスに近い」と現状報告。1月の自主トレでは例年通りライバルの周東も含めた“TEAM KENTA”を結成し、2月1日のキャンプインを見据えた調整に入る。
「まずは怪我なくプレーすることが一番。結果どうこうも言えなくなってきちゃうので。いままでやってきたことを継続していきながら体を強くして、2月1日からのアピール合戦でアピールして、“開幕ショート”で出られるように頑張りたい」と完全復活での定位置奪取へ意気込んだ。