オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
22日はセ・パe交流戦:後節の初日。この日は「ロッテ-ヤクルト」「オリックス-巨人」「ソフトバンク-DeNA」の3試合の模様が配信された。
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3年目・清野は今季初勝利
この日の第1カードはロッテとヤクルトの戦い。プレイヤーはロッテがプロ3年目の清野敏稀。対するヤクルトはオールドルーキー・矢吹圭介。リーグ戦は6試合で1勝とスタートダッシュに失敗したロッテだが、このe交流戦は1勝1分と負けなし。昨季も優勝している得意の舞台で、その勢いをさらに加速させていく。
まず初回、岡大海の適時打で先制に成功すると、2回にはブランドン・レアードの3ランで4-0。2点を失った直後の3回裏も一発で加点し、序盤で5-2と試合を優位に進める。
終盤は今季のロッテを象徴するような継投で、小野郁から澤村拓一へと繋ぎヤクルト打線を翻弄。そのまま逃げ切り、ロッテがe交流戦2勝目を挙げた。
“No.1プレイヤー”が魅せた!
第2カードはオリックスと巨人の対戦。プレイヤーはオリックスがキャプテンの指宿聖也、巨人は高川健。ともに同一球団でプロリーグを初年度から戦う2人の戦いは、昨季の“ベストプレイヤー”がその実力を発揮した。
まず初回、オリックスがスティーブン・モヤの一発でド派手に先制すると、3回にもモヤが一発。4回にもアダム・ジョーンズがソロを叩き込み、助っ人の3本塁打で3点のリードを奪う。
守っても4投手の継投で的を絞らせず、巨人打線を3安打でシャットアウト。昨シーズンの「ベストプロリーグプレイヤー」を受賞した指宿が、今季2勝目を挙げた。
ワンチャンスをモノにした鷹
第3カードはソフトバンク-DeNA。プレイヤーはソフトバンクが大上拓海、DeNAは投球術に定評がある大茂英寿。
初回はともに無得点のスタート。迎えた2回、ソフトバンクは松田宣浩の適時打で1点を先制すると、牧原大成にも適時打が飛び出して2-0。守ってもOB選手であるアレックス・ラミレスを加えた強力ラインナップのDeNAを2安打に封じ込め、緊迫した一戦を制した。
DeNAの大茂はこの試合でナイスピッチ率90%超えという驚異的な成績をマーク。しかし、2回の2点がのしかかり、相手投手陣を打ち崩すことができなかった。