オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
24日はセ・パe交流戦:後節の3日目。この日は「ロッテ-中日」「オリックス-ヤクルト」「楽天-巨人」の3試合の模様が配信された。
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e交流戦・個人4連勝!
この日の第1カードはロッテと中日の戦い。プレイヤーはロッテがプロ2年目の18歳・柳虎士郎。対する中日もプロ2年目で22歳・岡久将吾。ともに前の試合で勝利を挙げたプレイヤー同士の激突となった。
静かなスタートの試合は2回に大きく動く。前の試合で12安打・7得点と破壊力を発揮したロッテ・柳が一死一・二塁のチャンスを作ると、三木亮の適時二塁打で先制。なおもチャンスの場面で1番起用の井上晴哉が完ぺきな一発を叩き込み、3ランで4-0。一気にリードを広げる。
守っても3回、5回はピンチを招きながらホームは踏ませず。2回のビッグイニングで勢いに乗った柳は、このe交流戦に入って個人2連勝。なんと前年も負けなしの2勝で、個人の交流戦連勝を「4」に伸ばしている。
昨年はともに戦った2人が…
第2カードはオリックスとヤクルトの対戦。プレイヤーはオリックスが昨季までヤクルトに在籍した藤本洋介、ヤクルトはツバメ一筋3年の高良匡史。注目の“元チームメイト対決”となった。
先手を取ったのはオリックス。初回のピンチをしのいだ藤本は、二死ながら二・三塁のチャンスをつくり、白崎浩之がレフトオーバーの二塁打。二者を還して2-0とする。
その直後、2回表に一発で失点を喫するも、3回以降は金田和之を巧みにリードしてゼロ3つ。1点のリードを守り抜き、藤本が古巣戦で勝利を挙げた。
巨人がe交流戦トップの4勝目
第3カードは楽天-巨人。プレイヤーは楽天がキャプテンの三輪貴史、巨人はプロ3年目の吉田友樹。ともに同一チームで3年間プレーしてきた実力者の意地とプライドがぶつかった。
先制は楽天。序盤から打線が活発に攻め、2回に代打・岩見雅紀の適時打で先制。早めの仕掛けも実り、重要な先取点を奪う。
ところが巨人もその直後、吉川尚輝の適時打で同点に追いつくと、岡本和真やゼラス・ウィーラーにも適時打が飛び出し、この回一気の3得点。見事に試合をひっくり返した。
以降は継投勝負となり、互いにゼロの連続。ワンチャンスをモノにした巨人がe交流戦4勝目を挙げ、これで単独首位へ。25日の大一番・ロッテ戦に向けて弾みをつけた。