このままでは勝てないことを学んだはず
西武の辻発彦監督が25日、2021シーズンのチームスローガンが『BREAK IT(ブレイク・イット)』に決定したことを発表した。
辻監督は「ブレイク・イットの意味は“打ち破る”ということ。今シーズンはなかなかチームとしても機能しなかった。選手一人ひとりがまだまだ一人前ではない。自分の殻を打ち破ってもらいたい。チームとしても最終目的である日本一にたどり着くまで数々の壁があると思いますが、そこをチーム一丸となって打ち破り、最後に日本一を掴み取るという意味でブレイク・イットにさせていただきました」とスローガンに込めた思いについてコメント。
スローガンの英字体の中にも、隠し文字としてカタカナで「ウチヤブレ」という文字を配し、英語と日本語、両方の意味を持たせたダブルミーニングデザインになっている。また、自分の殻や立ちはだかる壁を“打ち破る”力強さと勢いがグラフィティフォントで表現されている。
自らスローガンを選んだ辻監督は「選手たちがまだまだ未熟ということ。昨年、その前と優勝はしましたけど、その優勝した形では勝てないことを今年学んだと思います。一人ひとりがチームの優勝のために何を変えないといけないのか、どういう形で来季を戦わないといけないのかを考えることで、成長があると思う」と続け、若手、レギュラー陣を含めた全選手のさらなる成長に期待を寄せた。
▼ 辻監督就任後のスローガン
2020年:『Leolution(レオリューション)』
2019年:『CATCH the GLORY 新時代、熱狂しろ!』
2018年:『CATCH the FLAG 2018 栄光をつかみ獲れ!』
2017年:『CATCH the ALL つかみ獲れ!』⇒『CATCH the ALL 栄光をつかみ獲れ!』
※2017年はシーズン終盤にスローガンを変更
▼ 辻監督就任以前までの歴代スローガン
2016年:『BEAST!強く、猛々しく。』
2015年:『ガチ!マジ!LIONS2015』
2014年:『全力!ライオンズ ~攻めも、守りも、応援も。~』
2013年:『骨太!ライオンズイズム2013』
2012年:『出しきれ!ライオンズ』
2011年:『No Limit!2011 勝利への執念』
2010年:『No Limit!2010 逆襲の獅子』
2009年:『No Limit!2009』
2008年:『No Limit!2008』
2007年:『心をひとつに、力をひとつに。』
2006年:『'06 挑戦あるのみ』
2005年:『'05 挑戦ふたたび』
2004年:『'04 挑戦はじまる』
2003年:『栄光へ 全力!』
2002年:『全力 To The Best』
2001年:『Hit!Foot! Get! 栄光への挑戦』
2000年:『More Runs! Hit!Foot! Get! 果敢に攻め、もっと得点を。』
1999年:『栄光へ Hit!Foot! Get! 』
1998年:『夢へ Hit!Foot!Get!』
1997年:『Hit!Foot!Get!』
1996年:『熱く、激しい感動』
1995年:『感動のドラマがある』
1994年:『チャレンジ』
1993年:『新たに』
1992年:『初心』
1991年:『雄々しく』
1990年:『燃えて』
1989年:『魅せる』
1988年:『鍛える』
1987年:『前進』
1986年:『飛躍』
1985年:『爽球』
1984年:『鋭球』
1983年:『闘球』
1982年:『新風』