スネルに続く先発補強
サンディエゴ・パドレスは現地時間29日(日本時間30日)、カブスとのトレード成立を発表。プロスペクトを含む5人の選手を放出し、カブスからダルビッシュ有投手(34)とビクトル・カラティニ捕手(27)を獲得した。
ダルビッシュはメジャー9年目の今季、12試合の登板で8勝3敗、防御率2.01という好成績をマーク。ナ・リーグのサイヤング賞投票では2位にランクインし、今年の「オールMLBチーム」のファーストチームに選出されるなど、2020年のメジャーリーグを代表する先発投手として名前が挙がるほどの大活躍を見せた。
パドレスは今オフ、レイズから2018年のサイヤング賞左腕ブレーク・スネルも獲得。ほかにも、ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指している巨人・菅野智之にも積極的な興味を示すなど、とにかく“先発”の補強に注力している。
そんな中、コロナ禍による経営の不振とプロスペクト不足に悩んでいたカブスに目を付け、ダルビッシュとその専属捕手の獲得に成功。メジャーを代表する左右の両輪を揃え、一躍来季の注目チームのひとつとなった。
まずは長らく遠ざかっているポストシーズンへの出場、そして地区8連覇中のドジャースを止めることができるか…。来季のナショナル・リーグ西地区から目が離せない。