2021年は「規定投球回」ハードル越え目指す
ソフトバンクの石川柊太投手(29)が5日、契約更改交渉に臨み、4800万円から3200万円増の8000万円プラス出来高払いで更改した。
昨季は18試合に登板して11勝3敗、防御率2.42をマークし、最多勝と最高勝率の投手2冠を達成。常勝軍団の先発ローテーションを支える柱として、キャリアハイのシーズンを過ごした。
石川は「規定投球回は行けなかったものの、チーム事情で登板が長く空いてしまったり、そういうのも含めて、チームに貢献したところを評価していただいた」と笑顔で納得のサイン。
ただ、「終わってみれば凄く充実したシーズンでしたし、防御率にしろ、勝率にしろ、良かったかなと思うんですけど、後半のピッチングはどこか苦しいピッチングだった」と振り返り、「尻すぼみじゃないですけど、もう一歩だったなというか…。自分にとっては悔いの残るシーズンでもあった」と2020年を振り返った。
2021年シーズンの目標には「規定投球回」を掲げ、「球団の方からもそういうところを一つのハードルとして越えていってほしいと言われた。自分もそこを目標にして、ハードルを越えた上で来年交渉ができたら」と、自身初の規定到達を見据えて決意表明。
「今年もまだまだコロナの状況で世の中どうなるかわからないですけど、自分のやるべきことは野球でファンの皆様に希望や勇気を届けること。そういったことに使命を感じてプレーができるように、またイチからやってきたい」と話した。