オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
6日はパシフィック・リーグ第5節の1回戦。「ロッテ-オリックス」「楽天-日本ハム」「ソフトバンク-西武」の3試合の模様が配信された。
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カモメの高校生プロが大仕事!
この日の第1カードはロッテとオリックスの対戦。逆転優勝を目指すオリックスはキャプテンの指宿聖也を立てて必勝を期したが、そこに立ちはだかったのがロッテの18歳・柳虎士郎だった。
志願してこの初戦の舞台に立ったというロッテ・柳は2回、ブランドン・レアードの2ランで先制に成功。以降はなかなか追加点を奪えない中、オリックスの猛攻をなんとかしのいでいく。
3回以降は毎回走者を背負う苦しい展開だったが、計5投手の継投で最後まで集中を切らさず、終わってみれば4安打の完封リレー。若き逸材が気迫を見せ、ロッテがカード初戦を制した。
▼ ロッテ・柳虎士郎
今日の試合、相手が指宿選手ということで
自分からいかせてくださいと
チームメイトに言って臨んだゲームだったので、
覚悟はしていました。
(先制の本塁打について)
あれしかないという一発だったので、
気持ちが入りすぎました(苦笑)
楽天・井上が個人3連勝!
第2カードは楽天と日本ハムの対戦。ここまで最下位と苦しい戦いが続く楽天だが、プレイヤーの井上将旭は年をまたいで2連勝中。今季の個人成績を2勝2敗1分としており、勝ち越しを目指しての戦いとなった。
立ち上がり、初回にソロを被弾して先制を許すスタートも、2回に代打・鈴木大地の適時二塁打で同点。試合を振り出しに戻すと、3回には3者連続の二塁打で一挙2点。二塁打攻勢で3-1と試合をひっくり返す。
その後はeCS滑り込みを諦めない日本ハム・木滑達也の粘りにあうも、最終回も二死二塁のピンチをしのいで逃げ切り勝ち。昨季の首位打者が6本の二塁打で効果的に得点を挙げ、個人の連勝を3に伸ばした。
▼ 楽天・井上将旭
(立ち上がりは)
いままでの試合でもないぐらい悪くて
ヒヤヒヤしていました。
去年は3連敗していたカードだったので、
1勝できてよかったです。
西武が優勝に望みをつなぐ
第3カードはソフトバンクと西武の上位対決。逆転優勝のためには負けられない西武だが、今季個人3勝を挙げている加藤誉士典が大一番でも持ち味の打力を発揮した。
先制点が欲しい中、西武は初回に森友哉 - 山川穂高 - エルネスト・メヒアの3連発で3点を先取。その裏、先頭打者アーチで1点を返されるも、2回表には満塁のチャンスから3得点を挙げ、6-1と大きくリードを広げていく。
しかし、ソフトバンクも反撃を止めず、2回裏に3点返して6-4。序盤から点の取り合いとなった試合は3回以降落ち着きを見せたが、5回表に代打・栗山巧の2ランが飛び出し、西武がダメ押しに成功。8-4で打ち勝った西武は、ソフトバンクとのゲーム差を「0.5」とし、大逆転優勝に望みをつないだ。
▼ 西武・加藤誉士典
まずは優勝というよりも、
先週負けてチームに迷惑をかけてしまったので、
今日まず勝つということを目標としていました。
平山選手も今季負けていないうまいプレイヤーで、
試合中はとにかく楽しんで臨めました。